雨の狩人(上) (幻冬舎文庫)
雨の狩人(上) (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
W-G
地下格闘技などの新鮮な描写から始まるツカミはOK。シリーズのお約束と化してきた登場人物の多さも、複雑な展開を期待させる。なのにアレ?ずいぶん事件の全貌の予想がつくような…。下巻でツイストされてくるのに期待。新キャラ谷神が警視庁の者なので、序盤は佐江がずっと敬語で喋っているのも、物語のエッジを削いでいる。谷神も、もうちょい血の気の多い一面を見せて欲しいところ。著者が大沢在昌な時点で、どうせ滅茶苦茶強いことに読者は最初から気づいている。現時点では、面白いことは面白いけれども、今一歩突き抜けない。
2020/01/03
GAKU
狩人シリーズ第4作、再読。上巻を読んだ限りでは前3作に比べ、今回相棒の本庁捜査1課、谷神の存在感が弱い。後半から変わっていくのか?引き続き下巻へ。
2021/01/18
きょちょ
シリーズ4作目。 今のところ1作目に匹敵する面白さ。 上巻から読者は犯人たちはわかってしまうのだが、殺人の意図がわからないという展開。 まだ大物の犯人がいるのかもしれない。 タイの女の子の話が本筋とどうつながるのかも興味深い。 ただ、このシリーズ、下巻になると新宿鮫シリーズに比べると、面白さが減っていくのがちょいと不安。 ★★★★
2023/02/12
たーさん
「狩人」シリーズはホントに面白い。刑事と犯罪者の男同士のぶつかり合い。新宿の飲み屋街「オレンジタウン」で起きた元ヤクザのヤク中死。その後に起きた実業家射殺事件。ヤクザ絡みの事案から組対の佐江刑事が捜査に組み込まれ捜査一課の谷神刑事とコンビを組み捜査に当たるが…。様々な立場の人間の思惑が絡み合い複雑な事件。佐江・谷神刑事コンビが地道に手がかりを追う捜査の過程から殺し屋に狙われるアクション。やっぱり大沢御大の小説はいいなあと思います。続きは下巻で。
2023/07/19
なつりか
★★★★★ 面白い、すぐに下巻読む
2024/04/07
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