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雨の狩人(下) (幻冬舎文庫)

雨の狩人(下) (幻冬舎文庫)

雨の狩人(下) (幻冬舎文庫)

作家
大沢在昌
出版社
幻冬舎
発売日
2017-08-04
ISBN
9784344426344
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雨の狩人(下) (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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W-G

著者の筆力とシリーズが培ってきた世界観で一定以上の面白さは担保されているものの、話のスケールでは前作『黒の狩人』に及ばず、プラムに歴代ヒロインに並ぶような魅力が足りず、それに佐江が欲情してしまうものだから苦笑。そしてなにより、佐江では梶や西野の代わりは務まらない。『黒の~』では毛が頑張って存在感を発揮して穴埋めしていたのが、谷神では及ばずだった。佐江かっこいいというレビューも多くあるので、かなりの支持を得ているのだろう。しかし、私にとって佐江は誰かの女房役であってこそ魅力を最大に発揮出来るキャラ。

2020/01/04

KAZOO

「狩人」シリーズ4作目です。これは未読でした。タイから戻ってきた暴力団幹部がその暴力団の利益確保のために動き始めます。それに対して、新宿署の佐江刑事とその相棒のタイ帰りの刑事がタッグを組んで邪魔をするというあらすじです。また暴力団が使う殺し屋と刑事を守るような人物が現れてということで、あっという間に読みました。最近の状況などがよくわかりました。

2021/12/20

GAKU

狩人シリーズ第4作の下巻、再読。上巻のレビューでは今回の相棒、谷神刑事の存在感が弱いと述べたが、下巻で彼の正体が分かってからは怒涛の展開に。やはり今作も面白かった。このシリーズ初読は、1996年の第1作から2014年の第4作までを、刊行毎に読んでいたので、毎回間が空いて、今一刑事の佐江の魅力に気が付かなかった。今回シリーズ4作まとめて読んで、あらためて佐江の魅力に気付いた。見た目は髪が薄く腹の出た、強面のおっさん刑事だが、彼の刑事としての矜持はとにかくカッコよくて痺れた!⇒

2021/01/20

きょちょ

シリーズで一番面白かった。 ワイルド7やダーティーハリー2のような途方もない話もあるが、暴力団排除の話はとてもリアリティがある。 今、世の中を騒がしているような犯罪集団がでてくるわけだ。 今回主人公の佐江の相棒になる公安出身の刑事も味がある。 タイの女の子の話は、いってみればとてもありきたりなのだけれど、殺し屋も含めて人間味が出てくるとこなんか良いね。 ★★★★

2023/02/15

たーさん

佐江刑事は殺し屋に狙われながら一連の事件は大規模暴力団組織の高河連合が関わっている事を突き止める。やがて二人の刑事と高河連合との全面戦争に突入する…。「北の狩人」・「砂の狩人」と脇役だった佐江さん。 中年太りでよれよれスーツの冴えない刑事という外見だけど中身は刑事の中の刑事。ホントにカッコいい。刑事として職務を全うしようとする真っ直ぐさ。鮫島警部にはない泥臭いかっこよさがあるんですよね。刑事とは警察官とはと問いかけつつ人間ドラマも描いた話。シリーズ中切ない結末。ただ終盤は駆け足気味だったかな?

2023/07/25

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