ウチのセンセーは、今日も失踪中 (幻冬舎文庫)
ウチのセンセーは、今日も失踪中 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
美登利
富山から東京の漫画家の家にアシスタントとして夜行バスで通うことになった宏彦。アシスタント仲間と漫画家のセンセーと出版社の編集者たちはみんな個性的な人ばかり、だけど未成年の宏彦を子供扱いせずに受け入れて、時には人生が漫画が何たるかを語る。宏彦自身もアシスタント業務をこなしながら地元と東京を行き来しては漫画を描く。本当にこれが若さなんだなと思う。若いうちにこそ沢山吸収できることをして本当にやりたいことを見つけたらいいと思う。ラストはこの先がどうなるか分からないところが良かった。未来はまだこれからなのだから!
2018/04/15
ユザキ部長
「にいちゃん、そんなに根つめて平気っちゃ?あんま無理しちゃいけんよ。」「なに言うとるっちゃ。他人の事より自分の身体に気ぃ遣ぇ。」昔、妹が「漫画を書いて」とせがんだ。昔の事。昔は今と繋がっている。そして未来にも。人は過去と現在と未来を別に捉えがち。愚かな事だ。人生は全てが繋がっている。だから受け入れて出来る限りの挑戦をしたい。書くことにチャレンジだ。
2019/02/13
ゆみねこ
夜行バスで東京の出版社に漫画を持ち込みに行った宏彦は、失踪癖のある大御所漫画家のアシスタントをすることに。高校を卒業したばかりの宏彦が漫画家を目指すことになった理由。出版業界の事情や漫画家とアシスタント・編集者。山本さんの描くお仕事小説はいつも面白く、一気に読了!
2018/04/16
takaC
夢中になって1日で読み切ったけどこの終わり方はイマイチ好きではない。その先もいずれ書いて欲しい。
2018/06/04
紫 綺
山本さん十八番、愉快なお仕事小説。今回は青春漫画家編。富山から東京の出版社へ自作の漫画を持ち込んだ宏彦だったが、大御所漫画家の〆切間際のバックレ事件に巻き込まれて急遽アシスタントになることに。テンポよく歯切れの良いストーリー展開なので、ご都合主義も気にならない面白さ!
2018/07/17
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