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わたしの容れもの (幻冬舎文庫)

わたしの容れもの (幻冬舎文庫)

わたしの容れもの (幻冬舎文庫)

作家
角田光代
出版社
幻冬舎
発売日
2018-04-10
ISBN
9784344427198
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わたしの容れもの (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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健康や老化についてのエッセイ。更年期、白髪、ダイエット、食べ物の変化等共感する話題も多くて読みやすいです。バリウムってそんなに気持ち悪いものなんだ、私も会社の健診では今の所40代になったらやらなきゃなので嫌だなと思いました。転んで腰をやった話とぎっくり腰のはどれもこれも痛そうでした。生活に支障も出るし腰だけは守ろうと思いました。

2022/05/08

佐島楓

腰痛、老眼、白髪、肌トラブル……だんだんと私も実感し始めているカテゴリのエッセイで、共感というよりもこれから老いに向かいどうやって生きていけばいいか、と考えるモードになった。私も無自覚に年齢を重ねていて、中身が幼いと指摘されることもある。自分の体をどういたわりつつ運用していくか、日々思考しながら過ごしていきたい。

2018/04/11

ホークス

著者の肉体的な加齢現象の話。あっけらかんと何でも書いてしまうので、身につまされながらも大いに笑った。「食べかたが汚くなった」という話は悲しいけど分かるなあ。ちゃんと食べている筈なのに口の端から垂れたり落ちたり。 ちょっとの事なのに、自分の感覚と実際の違和感が嫌だ。漫画を読めなくなった話も分かる。べつに漫画を卒業した訳ではない。実は絵と台詞の両方を追いかけるのが面倒なのだ。余裕を持って楽しめないと言った方が良いかも知れない。著者も一緒に年をとっているんだと思うと、少し気が楽になった。

2019/01/21

ユメ

角田さんのエッセイはどんなテーマの文章も楽しく読ませてもらっているが、実は何より参考にしているのは加齢についての文章かもしれない。というのも、角田さんが「20代の頃はこんなことを考えていた」と綴っておられる心境が時折ぎょっとするほど今の自分に似ているので、この先何が待っているか、角田さんのエッセイを道しるべのように感じているのだ。老いによって身体に変化が起こることを諸手を挙げて歓迎するわけにもいかないが、自分自身が変わっていくことには面白味もある、と人生の先輩が書いてくれることで心が少し軽くなった。

2018/07/05

harupon

角田さんが49歳の時のエッセイ。アラフィフの変わりゆくカラダを綴っている。とはいえボクシングジムに10年以上通い、ランニングを5年以上続けているお方。継続は力なりって思う。まだまだ若いと思いつつ、じわじわと老化を自覚していく。私の場合は、アラフィフの頃はそうだったなぁ~とあの頃を思い出し共感しかない。

2022/05/18

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