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年下のセンセイ (幻冬舎文庫)

年下のセンセイ (幻冬舎文庫)

年下のセンセイ (幻冬舎文庫)

作家
中村航
出版社
幻冬舎
発売日
2018-04-10
ISBN
9784344427235
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年下のセンセイ (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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とろこ

恋愛ものは得意ではないのだけれど、この物語は、素直にいいな、と思った。28歳のみのりは、生け花教室で8歳下の透と出逢う。互いに惹かれ合う2人だが、どちらも不器用で、臆病で、すれ違ってばかり。自分の本心を自分でも受け止められないみのり。一途で真っ直ぐな透。まどろっこしさも含めて、あぁ、こんな恋もあるんだなぁ、と、少し眩しく感じた。生け花を通して、2人が、人生の核というか、芯のようなものを学んでいく姿も好感が持てた。

2019/02/13

お気に入り様が読了されているのを知りつられて読みました。生け花って難しそうだなという気持ちはありますが、勉強してみたくなりました。みのりさんの臆病ゆえ傷つきたくない故での行動には共感出来なくもないけれど、いちいち苛立ってしまいました。

2018/12/12

nemuro

“しりとり読書”81冊目の候補としてピックアップした中の1冊。せっかくなので読み始め気が付けばあれよあれよと読了。たぶん初遭遇の作家。ブログ(ジュゲム)内を検索。2019年6月、JR旭川駅に隣接の「イオンモール旭川駅前」3階、「未来屋書店旭川駅前店」での購入。案外、タイトルから川上弘美の『センセイの鞄』あたりを勝手に連想しながら買ったのかもしれない。途中、ところで物語の舞台はどこだったろうかとつぶさに読み返してみたら、そうか名古屋。「恋に臆病な大人たちの切ない恋愛小説」。うむ、ハッピーエンドも悪くない。

2022/10/30

紫 綺

「失う前から失うことを怖れる。得てもいないのに、失うことを畏れる」28歳の本山みのりは、8歳年下の生け花教室助手の滝川透センセイに対する恋心をネガティブに捉えてしまう。そんな女性が何で初っぱなのデートで寝ちゃうかな?その後の行動も含めて、理解出来ん!

2020/06/13

よっち

予備校に勤める28歳の本山みのり。後輩に誘われ生け花教室に通い始め、助手を務める8歳下の透と出会う彼女が、元カレの結婚式の帰りにバーでバイトをする透に再会する恋愛小説。変化のない日々をこれでいいのかという思いと、変化を恐れる気持ちで揺れるみのりが出会った年下の透。惹かれるけれど臆病になってしまうみのりと、進学で地元を離れるのに真っ直ぐに思いをぶつけてくる透のやりとりがドキドキして、もやもやしたりどうしようもなく恋しくなったり、二人を繋いだ生け花を効果的に使いながら綴ってゆく、可愛くて甘い素敵な物語でした。

2018/05/04

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