101%のプライド (幻冬舎文庫)
101%のプライド (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
Y2K☮
プロ転向を聞いた時「何で?」と思った。汚い世界に弄ばれて人生を狂わされでもしたら、と。余計なお世話でした。あれはただ己に正直な選択だったのだ。世界王者になれたからという結果論ではなく、自分で悩み抜いて出した答えなら周囲が何を云おうとそれが一番正しいと再確認。素直で真っ直ぐだから不純な動機もブレも隠さない。ボクシングから何度も逃げた事実さえも。でも誤魔化さずに己の傲慢さ、だらしなさを認めるのはとても勇気の要る行為。それをできれば時は掛かっても確実に前に進める。未来をイメージした上で今できる努力を101%だ。
2018/09/18
荒野の狼
本書は2012年に発行された単行本に加筆修正し、新たに最終章を加えて2018年に出版されたもの。2022年のゴロフキン戦を経た、精神的に成熟した闘う哲学者のような現在の村田諒太は、単にボクサーという存在を超えたところに人生の目標をおいた高い精神性である。本書では、そこまでには、まだ至らないが向上心の高い青年であった村田の半生が語られている。
2022/07/07
crr(月雄
☆5 B 村田諒太の半生と世界王者になるまでの軌跡が書かれた本。村田の文章を読むと、理論的な思考をするボクサーであることがよくわかる。また人となりに嫌味がないから好感も持てる。挫折を繰り返しながらも、ボクシングや自らの人生と真剣に向き合う姿勢、そして恩師への想いに感動した。
2019/04/28
おぎゃ
同い年で地元も同じ大スター。サービス精神旺盛だし内省的でクレバーな人だと思った。出会っていたら友達になっていたかな?いや中学で金髪にしてたみたいだし無理かも。
2019/07/12
貴志
インタビューを見てとても知的なボクサーだと興味を持ちました。対戦相手に対する敬意など、とても気持ちの良いアスリートという印象を受けました。読書家でもあるようです。
2018/04/17
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