下北沢について (幻冬舎文庫)
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下北沢について (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
春が来た
”下北沢”というワードだけで本屋さんで選んだ本。読み始めてエッセイだと知り、意味もなく少しがっかりする。エッセイの気分じゃないなんて思いながらも読んでいたけど、なんというか言語化されていく描写、感情が脳内にどばどばと流れ込んでは映像にしていったり、思考をリンクさせたり、胸を熱くしたり刺激したりしていく。色んなことが腑に落ちる。そういえば、年に数回顔を合わせる人に「吉本ばなな好き?吉本ばななの本と合いそうな気がする」と言われた事を思い出した。私が本を読むという事も知らないはずなのに。彼女は本の神様なのかな。
2020/07/05
taraimo
飾らない言葉で綴られる文章は、その場で共に会話をしているような錯覚になり、ざっくばらんに多くの人々との縁を大切にし、それを糧に前向きに進む姿に元気をもらえます。私も学生時代や新社会人の頃はよく訪れた街。あの頃の珈琲を、かなり年下の若者に淹れてもらう喫茶店。(今はカフェが通称に)近年の再開発で趣が変わる中、以前から本多劇場が気になっています。スクリーンのドラマや映画とは違った劇場の役者さんの生のお芝居、そんな臨場感に触れてみたい。講演の回ごとに仕上がりも違うんだろうな……1シーンが一期一会に思えます。
2019/10/28
ちょん
吉本ばななさんの本久しぶり❗この人のひらがなの使い方優しくて柔らかくて好きだなぁ✨ 途中、ゴールデンカムイが出て来てニヤニヤしてしまった(笑) 下北沢ってなんだかKEYTALKのイメージしかなかったけど、新たな発見🎶
2019/08/24
ヨノスケ
吉本ばななさんの下北沢愛がいっぱいのエッセー。シモキタはここ数年どんどん変わりつつあるという。便利で綺麗になっていく反面、昔馴染みのお店が消滅していくのは寂しいかぎりだ。ばななさんがよく打合せに使用する本屋B&Bやその他雑貨店、食べ物屋さん、この本を読んでいると、そんなお店に行ってみたい欲求がふつふつと湧いてくる。そして偶然ばななさんに会えるかも?なんて期待している幸せな自分がいる。
2023/02/18
miu
ばななさんが家族と暮らす下北沢。ご近所付き合いやゴハンを食べるところ、いつも歩く道。街に対する愛が溢れている。確かに下北沢は魅力的な街。このエッセイを読んで、土地に呼ばれるとか、水が合うみたいは場所は確かに存在するんだと思った。
2022/03/06
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