いちばん初めにあった海 (幻冬舎文庫)
いちばん初めにあった海 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
相田うえお
★★★☆☆21098【いちばん初めにあった海 (加納 朋子さん)】靄がかかった様な出だしに始めは戸惑いました。この話はどこに向かっているんだろうと。ところが読み進むにつれて少しづつ輪郭が見えてきて、いつのまにか何かが心に響いてきました。静かにじんわりと。とても素晴らしい作品だと思います。◯生きていればね、長く生きていれば、人生にはとても耐えられないような哀しいことっていうのはあるものなんですよ。どう考えても不公平なことも、あまりにも理不尽なこともね、いっくらでもあるものなんです。だけど(あ!字数オーバー)
2021/09/28
カブ
引越しの準備をしながら見つけた、1冊の藍色の本。こんな本、持ってたっけ?そして、そこに挟まれていた一通の開封されていない手紙。そこには「私も人を殺したことがある」とある。幼い頃の周りの大人の心無い言葉で生きるのが辛くなる2人の少女の2つのお話。2篇がシンクロして最後はホッとする。
2020/02/14
達ちゃん
ちょっと不思議な感じのただよう中編2作。なるほどそういうことか。最後まで読んですっきりです。
2021/02/02
はるき
新装版にて懐かしく再読。作風が今より少しとがった感じが新鮮です。母親目線ではなく、娘目線。
2019/04/14
たぬ
☆3 「化石の樹」に出てくる虐待を受けていた幼女って麻子か…!と気づいたときはテンション上がったけどそこまでだなあ。タイトル作での匂わせ・思わせぶり・察してが強すぎて好みに合わない。この作者さんの本を今後も読むかとなったらかなり微妙。
2021/07/27
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