桜木杏、俳句はじめてみました (幻冬舎文庫)
桜木杏、俳句はじめてみました (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
シナモン
母親に誘われて初めて句会に参加した大学生の桜木杏。そこで出会った優しく個性的な人達との交流や爽やかイケメン昴さんとの恋模様を絡ませながら、句会の楽しさに目覚めていく物語。途中で著者が俳句さく咲くの堀本先生だと知りびっくりした。乙女チックな一面もあるのかな。句会の流れが初心者にも分かりやすく描かれ、臨場感もあります。披講の場面ではこちらもドキドキでした。素敵な句もたくさん。私は「バス停のよく知る他人秋の暮」がいいなと思いました。
2020/05/26
アマニョッキ
なんと、堀本裕樹さんがこんなに乙女チックだとは!恋愛要素たっぷりな俳句入門小説。有川浩さん的なストーリー展開ですが、なにより俳句や句会の説明がとても丁寧でわかりやすい。俳句初心者のわたしにはぴったりな指南書小説で、とても楽しく読みました。あと、それにしても堀本さん、イケメンダンディなうえにロマンチストで俳句は極上だなんて。好きにならない要素がないじゃないか。「俳句さく咲く」毎週観てますよー。東京マッハまた絶対行きたい。それまでに俳句自主練しておきます!
2020/01/28
ぶんこ
季語があって、決まり事が多くて・・なんとなく敬遠しがちな俳句の世界。それが、こんなに楽しく分かり易く小説として描かれているとは!驚きとともに、この本の作者に感謝です。あとがきに「俳句のイロハ、句会とは」を初心者に分かり易くという企画のもとに書き始められたよし。見事に成功しています。私でも句会に参加したくなりました。とはいいつつも、いまだ一歩が踏み出せず、とりあえず沼津と三嶋には行ってみようと思っています。面白かったです。堀本さんのことを存じ上げなかったのですが、いまは興味津々です。
2020/07/01
のんちゃん
母に誘われて句会に初参加した大学生杏。そのメンバーは個性派揃いで、でも、その中の一人、会社員の昴に杏はときめいて。俳人で句会も主催している堀本氏が、俳句のいろはを教えつつ、主人公杏の恋模様を俳句に絡め描く贅沢な作品。私も歳時記が欲しくなり、お正月早々、購入してしまった。俳句は言葉で描く絵画と、中学の時、国語の先生が話していたのを思い出す。私は絵心は全くないが、今年は実作に挑戦してみようかと、歳時記をめくりながら思う人日の節句。
2021/01/08
財布にジャック
ストーリーはおまけみたいなもので、俳句メインなのかしら?軽い読み物という印象でした。
2021/06/26
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