虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡 (幻冬舎文庫)
虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
あっ!chan
障害者に限らず人は一人で生きられない。だからこそ生きていくには「愛されること、褒められること、役に立つこと、必要にされること」が大切という。そして働くことで愛以外の3つは得られるという...障害者を意識的に区別したり過度に同情せず、同じ仲間として歩んできた障害者が働く世界がここにはある。障害者を抱えた家族の話の中にも、障害者自身からもらったたくさんの幸せが語られている。事実だからこそ胸を打つエピソードに何度か目頭が熱くなり、ページをくる手が止まった。こんな小さな試みがもっともっと広がることを願うばかり…
2023/11/01
紫陽花と雨
日本理化学工業、ダストレスチョークを作る会社。以前テレビで障害者雇用をされているところを見ていたが、7割の方が雇用されているとは知らなかった。仕事が分かりすい行いやすい工夫は、障害のあるなしに関係なく、働きやすさの工夫に繋がるのではないかと感じた。皆さんがいきいきと、丁寧に一生懸命仕事をする姿や「仕事をしたい」「働く幸せ」という気持ちに、自分を顧みて自分も自分の仕事にきちんと向き合おうと思えた。キットパスも同じ会社とは知らなくて、ずっと気になっていた画材だったので、この機会に購入して私も虹を描こうと思う。
2023/08/27
Mark X Japan
本当に大切な会社です。様々な軋轢や葛藤があったかと思いますが,その先の景色を見せてもらいました。幸せとは何かを考えさせられるました。☆:4.0
2020/05/22
晴
社員の7割が知的障がい者で構成されているチョーク製造会社・日本理化学工業。半世紀以上、障がい者雇用を行ってきた中での創業者一族の葛藤や、働きやすい会社づくりの大変さを感じた本でした。特に大山会長の「皆働社会は誰もが得をする、すなわち幸せになる社会です。」という言葉が印象に残りました。
2023/09/24
Amy
日本理化学工業株式会社の取り組みは大変すばらしいと思ったが、現在電子化が進んでいて黒板、チョークという文化がすさまじい勢いで衰えているのではないかと懸念される。会社の存続がキットパスにかかっているのが心配だ。誰もが自分の長所を生かして働ける社会になってほしい。
2023/09/09
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