ぼくときみの半径にだけ届く魔法 (幻冬舎文庫)
ぼくときみの半径にだけ届く魔法 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
bookkeeper
★★★☆☆ 初読。カメラマン志望の仁は、偶然撮影した窓辺の少女と知り合う。挫折しかけていた彼が初めて撮影した奇跡の一枚で、写真家の第一歩を踏み出せた彼だが、知り合った少女陽は難病を抱えていた…。 志を同じくする友人達が成功していく中で、一人取り残されつつある焦燥感。身につまされます。写真家として足りないもの、病気の発作の原因と向き合う事、2人が少しずつ乗り越えていくお話し。恋する時の、相手の仕草や表情に惹かれるあの感じを描くのが上手い作家さんです。二人の恋の結末は読んで確認して。ラストの締めも良いです。
2022/01/09
mayu
読書メーターの感想を見て。カメラマンを目指している仁と、難病を抱えて外に出ることができない陽。1枚の写真をきっかけに徐々に距離を縮めていく。星空の下のシーンが素敵。お互いを想いあう2人が最後には幸せになれて良かった。陽が家族との絆を取り戻せて良かった。写真って、撮る側の気持ちも、撮られる側の物語も残せるからいいものだなぁと思った。
2020/06/13
佳蓮★道央民
★★★★★★★七つ星(*’ω’ノノ゙☆パチパチめちゃくちゃ良かったです(>_<)💦最後感動しました!!もう陽さんと主人公の男の子がこんなに病気でも人って愛し合えるんだな、凄いことなんだなって思いました。何よりもカメラマンで、私もカメラ持ってるくらい好きで、ますますカメラ撮りたくなりました!!📷写真撮るのって楽しいし、何よりも満足感が与えれるし、満足感が自分も貰えるしって。私も、一時期カメラマン目指してたからな。学校探して。感動しました!七月隆文さんの作品はほとんど読んでるかな🎵
2020/05/07
Walhalla
駆け出しの若手カメラマンと、偶然ファインダーに収まった女性のお話です。物語では、カメラが重要なアイテムとして存在感を示しますが、小さく四角に切り取られた世界の中で、二人の心の繋がりが生まれます。ちょっと重たい病気を患うヒロインではありますが、とても清々しい物語ですね。 七月隆文さんの作品らしく、優しく美しい雰囲気と、写真が持つ魅力を感じることが出来ました。
2021/10/14
アズマ
文庫版で再読です。もうタイトルからしてすごく素敵です。最後の一文が最高に温かくて心に染みます。
2020/05/18
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