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宿命と真実の炎 (幻冬舎文庫)

宿命と真実の炎 (幻冬舎文庫)

宿命と真実の炎 (幻冬舎文庫)

作家
貫井徳郎
出版社
幻冬舎
発売日
2020-10-07
ISBN
9784344430297
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宿命と真実の炎 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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ワレモコウ

「後悔と真実の色」の数年後。警察官の連続死を、女刑事・高城理那が捜査一課の村越とコンビを組んで捜査する。西條元刑事と古本屋の話、警察官に恨みを持つ誠也とレイの話も間に入って描かれる。私だけなのかもしれないが、貫井作品の常で、序盤1/3ぐらいはとてもスローペースで進まず、途中から一気に入り込んでしまった。野田・五味・綿引・金森・三井など、レギュラー(?)の方々も総出演で面白かったけど、西條さんの活躍をもっと見たかった。シリーズなるか!?

2022/01/04

NADIA

良くも悪くもぬっくんクオリティだ。18年前の白バイ隊員の交通事故死の捜査にかかわった警察官の連続殺人事件。その真相を追う所轄の女性刑事と捜査一課の中年男性捜査員のコンビによる捜査のパート、不祥事により警視庁を退官した元名刑事パート、交通事故の復讐として警察官を狙う犯人の二人組のパート。それらが混ざり合いながら進むストーリーは先を急がせられる面白さ。そしてたどり着いた真相は…。うーん、犯人たちそんなに警察恨んでいないよね。タイトルが仰々しいが、たぶん来月くらいにはほとんど内容忘れちゃっていると思う(笑)

2021/09/26

えみ

こんなに面白くていいのだろうか!読了した今でも興奮と驚きで脳が沸騰している!立場の全く違う人々が、「人間の覚悟」という同じ感情に戸惑いながらも突き動かされていく様は圧巻。迸る覚悟の応酬。矜持のぶつかり合いが一つの真相を導き出していく。復讐を誓う犯罪者、疑惑の警察、悩み多き女性刑事、宿命を背負う“名探偵”と呼ばれながら警察を追われた元刑事。其々が辿り着いた場所に明日はあるか。衝撃の警察官連続殺人事件。その事件は一体何を見せてくれるのか。もうその真相がどんなに残酷で歪だったとしても引き込まれずにはいられない。

2020/11/08

坂城 弥生

西條は前回のラストで警察とは離れるのかと思っていたらなんだかんだ繋がってた。続編があるって聞いたとき、勝手に綿引がメインだと思っていたのでビックリ。

2021/05/07

かみぶくろ

4.0/5.0 リーダビリティの高さと魅力的だけど現実的なキャラクターの書き分けっていう、エンタメ犯罪小説の大事な部分がまず高水準。連続警察官殺しを巡るストーリー展開も良く、終盤失速気味かと思いきやラストにしっかりとオチをつけてくれて、全体的に素敵なプロ小説でした。

2023/02/11

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