人類滅亡小説 (幻冬舎文庫)
人類滅亡小説 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
スカラベ
尽きることのない世界終末論。本書では、ある突飛な自然現象を機に人類滅亡のカウントダウンが始まる。その時人は何を想いどんな行動をとるのかを本の厚みとともに圧倒的な迫力で描ききる。シェルターにはAIに選ばれたものしか入れないという点では映画『ディープ・インパクト』を、最後の人類の遥かな行く末にはクラークの小説「幼年期の終わり」を想起させられた。希望を絶たれ追い詰められた人たちが取る行動に自身をあてはめつつ、壮大な物語の果てに、終章<神話>に辿り着いた時、読者は人類滅亡《小説》というタイトルの意味を知る。
2020/11/19
Junichi Yamaguchi
『人類、滅亡しちゃうんだ』… とてもスケールの大きい作品。 未来が見えなくなったとき、僕は未来を探すことが出来るだろうか? 読了が近づくにつれて、頭の中で鳴り響いたBGMは「MICHELLE」の「GIRL FRIEND」。 最期まで、ぶっとんでいたいね。 声が枯れても「 I LOVE YOU」って叫びながらさ。。
2021/01/02
Kaz
人は例外なく死を迎える。判ってはいるが、つい忘れがちになる。気候変動により地上に住めなくなることから、人類はシェルターを構築。そこにはAIが選んだ人だけが移住できる。その政策を支持するもの、反対するもの、反応は様々。人は追い詰められたときに、本性が現れる。
2023/10/21
スナイデル
4.5
2024/02/13
terukravitz
★★★★☆
2021/05/08
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