銀河食堂の夜 (幻冬舎文庫)
銀河食堂の夜 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
異論はあるかもしれないが、さださんの歌の魅力はメロディよりも歌詞にあると思う。だから彼の書く小説も実に味がある。下町情緒の残る葛飾四つ木の商店街の居酒屋「銀河食堂」を舞台にした短編集。寡黙だが博学で柔らかな笑顔のマスターとそこに集まる商店街の常連さん達が語る人情話。とんとーんとテンポの良い語り口はまるで寄席で落語を聞いているようだ。どれもホロリとするいい話。元落研のさださんらしい一冊。★★★★ 「全国おすすめのご当地小説」 https://bookmeter.com/communities/338179
2020/12/24
カブ
久しぶりにさださんの本を手にとる。「銀河食堂」という居酒屋。そこに集う常連客たち。オムニバスドラマのような物語。人が集まって賑やかに過ごすことが難しい今、こんな場所があったよなぁ~、あそこにいた人たちはどうしてるのかなぁ~なんて少し寂しい気持ちで読んだ。
2020/12/17
ココ(coco)
☆☆☆★さだまさしさん、4冊目です。東京のとある下町にある居酒屋に集まる、幼馴染達が1人ずつ語っていく構成になっていて、その内容も深刻なものではなく楽しめました。読後感が心地よいです。
2021/03/21
オレンジメイツ
さだまさしさんの歌のようにさみしいような優しいような気持ちにさせられる物語。居酒屋「銀河食堂」を訪れる客やその周りの人の切ない話。苦労したんだねぇ、辛かったねぇで終わらないところに希望があって読後がよかった。
2021/01/17
ぼっちゃん
飲み屋で常連客が語る切ない物語の短編集。さだまさしさんの歌の「償い」に近い「七年目のガリバー」と飲み屋のマスターの謎が解ける「セロ弾きの豪酒」が良かったっです。
2021/01/31
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