ひとりが好きなあなたへ2 (幻冬舎文庫)
ひとりが好きなあなたへ2 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
chantal(シャンタール)
先日見たニュースの情報。「日本人の寿命を縮める三大悪習慣」について。「運動不足」「寝不足」「孤独」らしい。そうか、孤独は命を縮めるのか・・でも物理的には孤独でも、気持ち的には孤独ではない、と自分の現状を考えてみる。時に励まし、時に諭してくれる友人。毎日ちょっとした挨拶で幸福な気持ちにしてくれるカフェのお兄さん。読メでつながる顔は見えないけど、心の友。一人でしっかりと立ちつつ、無理せずに生きる。銀色さんは言う。「一人になったらもう、ひとりの強みを生かすしかない。でもその強さはかなりのものです。」と。
2021/02/28
mayu
ひとりで過ごす夜に、銀色さんの言葉はそっと寄り添ってくれる。いつもその時に心に沁みる言葉が見つかる気がしている。今日の私に響いたのは「光を当てる」。思っていることがうまく伝えられなくてもやもやしている時。それを鎮めてくれるのは違う見方を示してくれるもの。たしかにそうしてみたらこれでよかったのかもしれないと思えてきて、少しだけ楽になれた感じがした。また時をおいて読み返してみたい詩集。
2021/03/14
momogaga
これまで読んだ銀色さんの詩集と違って、あとがきがありました。その中で心に残ったフレーズ”ひとりとなったらもう、一人の強みを生かすしかない。でもその強さはかなりのものです。”そして、この詩集は読者に宛てた手紙ということに気づかされました。あらためてこれまでの詩集を読み直そう。
2021/10/17
だまだまこ
「ひとりが好きなあなたへ」は銀色夏生さんの中で一番好きな本で、自分の存在の意味に悩んだり、自分を偽って笑顔の陰で傷ついたりしていた10代の頃に寄り添ってくれて本当に救われたし、周りの人にたくさん薦めた本だった。あれから10年以上経ち、2作目に出会えて嬉しい。今は人間関係にも恵まれ、幸い悩むことも少ないため、深く沈むこともなく読み終えてしまった。今きっと私幸せなんだ、と気付く。また、寂しくなったりひとりが心細くなったら、ここに戻ってこようと思う。
2021/02/17
ann
必ずその時の自分の心に沿うような、代弁してくれてるような言葉があるはずだから、それを見つけるとほっとする。もちろん今回も。いくつも。
2021/08/21
感想・レビューをもっと見る