雪見酒 居酒屋お夏 春夏秋冬 (幻冬舎時代小説文庫)
雪見酒 居酒屋お夏 春夏秋冬 (幻冬舎時代小説文庫) / 感想・レビュー
いつでも母さん
新章第2弾。四話とも安心して読める。一話目の母を思う息子『炒り卵』二話目の筆師親子の機微『雑煮』が特に好みだった。
2022/09/09
やま
師弟関係が醸し出す、厳しさと喜びがいいです。シリーズ2作目。字の大きさは…中。入り卵、雑煮、削り節、雪見酒の短編4話。江戸は目黒の永峯町に、目黒行人坂で焼けた「居酒屋お夏」を新装開店し。そこに集まる常連客とお夏のやり取りが楽しい物語です。此度は、子弟の事を書いた「雑煮」と「雪見酒」が特に良かったです。雑煮は、外に出して修行した息子が親を超え。雪見酒は、目をかけ育てた弟子が師匠を超えて行きます。両方共に最後は、分かりあい、理解し合います。そして親が息子を、師匠が弟子を喜びたたえます。🌿続く→
2021/07/01
とし
居酒屋お夏 春夏秋冬「雪見酒」 2巻。お夏の店に来る客達の話を聞いて、人知れず手助けするお夏と清次、ほのぼのとしたり、スカットしたりで良いですね。
2021/10/20
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「居酒屋お夏 春夏秋冬」第ニ巻。仇討ちが終わって市井の人情話に。どの編も良かったですが、『削り節』が一番心に残りました。角兵衛獅子を逃げ出した子供が必死で生き抜く話。子供の頃、鰹節を削る手伝いをしたこと、思い出しました。ご飯に載せてお醤油を垂らした時の匂いが蘇えりました。お夏の計らい、粋ですよね。まだまだ読んでいたいシリーズです。
2021/11/03
むつこ
あー、やっぱりなっちゃん好き。今シリーズは穏やかななっちゃんの暮らしが嬉しい。市井の人たちのなんだかなぁ・・・を必殺仕事人的な鮮やかな闇裁きでスカッとする。映像化なら「あの女優さん」だけど、小説のイメージだと年齢が上になってしまう。昔の婆ァ呼びは若すぎです。
2021/09/20
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