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ラストラン ランナー4 (幻冬舎文庫)

ラストラン ランナー4 (幻冬舎文庫)

ラストラン ランナー4 (幻冬舎文庫)

作家
あさのあつこ
出版社
幻冬舎
発売日
2021-06-10
ISBN
9784344430884
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ラストラン ランナー4 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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真理そら

ランナー最終巻。高校生の長距離ランナーの二人、努力型の碧李と天才型の貢という設定で物語は進んできたが、粗削りで走りたいから走っている碧李も天才型なのではと思いつつ読了。男子高校生には重すぎる家庭の事情は今回はほとんど描かれていないが、約束の五目チャーハンを作るために早く帰宅する程度には家庭の状況も落ち着いたと思われる。

2024/09/25

鈴木拓

このラストシーンはとても好きだ。同時に、シリーズが最終巻であることがとても寂しい。碧李と貢がどのように成長していくのかも気になって仕方がない。ランナーは、走っているときは独りだが、決して一人で成長できるわけではない。そのこともこのシリーズではしっかりと描かれているのが素晴らしい。そして、ライバルの存在が互いの能力を高めあうというのは間違いないことなのだろう。人間は筋肉や骨だけでは生きているのではなく、心があるからこそ面白い。シリーズを通して満足の面白さ!

2022/10/23

さち@毎日に感謝♪

忘れかけていたシリーズ最終巻。あさのあつこさんの作品は読んでいて一気に学生時代の頃に戻る感じがします。碧季と貢の関係が走る事を通して一生ものの関係なんだろうなと思いました。読み終えてまた最初から読みたくなりました。

2021/09/08

じゅむろりん

前作から5年空けて手に取ったシリーズ最終巻。孤高の天才高校生三堂貢と三堂に挑む事がタイムよりも大事な加納碧李。実力差は歴然だが、お互いを意識し、惹かれ合う。雌雄を決する舞台が理不尽に奪われても「走る」ことさえできればそれでよい。少年漫画のような青春ものと一線を画し、走ることのみに焦点を当てた本作は高校生の感情にできない感情を見事に表現しています。二人が競技を超えて、自分を解放するラストシーンが好きです。何事も意味を求める必要ないですよね。考える前に走ってる二人の将来に幸あれ。

2022/06/13

Totchang

高校生のスポーツ小説シリーズランナー第4段。解説がなんと元アントラーズそして日本代表の内田篤人。いわく「本作で何度も提起される『なぜ走るのか』という問いかけに対し、この作品を読んだ人は何を思うのだろう。高校生だった頃の僕は、ただサッカーが好きだった。好きだから走り続けた。」。 解説までも大いに楽しめる一冊でした。

2021/08/08

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