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死神さん 嫌われる刑事 (幻冬舎文庫 お 60-2)

死神さん 嫌われる刑事 (幻冬舎文庫 お 60-2)

死神さん 嫌われる刑事 (幻冬舎文庫 お 60-2)

作家
大倉崇裕
出版社
幻冬舎
発売日
2022-07-07
ISBN
9784344432062
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死神さん 嫌われる刑事 (幻冬舎文庫 お 60-2) / 感想・レビュー

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タイ子

シリーズになってくれて嬉しい。「警視庁の方から来ました、儀藤堅忍です」これだけでこれからの展開を思うとニヤリとしてしまう。儀藤こと死神さんが今回対決するのは4人。天使、亡霊、英雄、死神。無罪判決が出た事件の再捜査を行う、相棒になるのはその事件の捜査に参加した者。最終章で相棒となるのが警視副総監と言うのが面白い。絶対的な権力を持つ立場の男が死神さんと行動を共にすることでどう変わっていくのか。明日、死刑執行となる被告人の無罪を明白にするにはどうするか、間に合うのか。人の闇の部分とクスリとさせられる絶妙な作品。

2022/07/20

aquamarine

無罪判決の出た殺人事件の真犯人を捜すため再捜査をする警視庁の死神と呼ばれる儀藤のシリーズ2冊目。今回の事件は4つ。今回も無罪判定が出た事件そのものと同様、あるいはそれ以上に相棒に任命された人物の人となりや過去、今置かれている状況が読み手を惹きつけるものになっていて、全て片付いた後のあらためての一歩がとても心憎い。そして最終話…相棒に選ばれた人物の肩書にも驚くが、彼らの捜査する事件が無罪判決の出たものではないことにも目を見張る。お約束のパターンでも本当に多様で今回もとても面白かった。

2022/08/26

☆よいこ

死神さん②無罪判決専門の再捜査官、儀藤堅忍(ぎどうけんにん)は「死神」と呼ばれている。部署も無く、捜査関係者ひとりを相棒にして困難な捜査にあたる。「逃げ得は許さない」▽[死神対天使]緩和ケア病棟で安楽死事件。パワハラ鑑識官[死神対亡霊]トロフィー出撲殺事件。気概の無いベテラン盗犯係[死神対英雄]スーパー強盗殺人、逃げた2人の犯人。退職警官はスーパー勤務[死神対死神]一家殺人事件、死刑執行まであと二日。副総監はその任を解かれ死神の相棒となる▽再捜査そのものは面白いけど、死神のキャラがいまいちハマらない。

2023/01/12

ma-bo

死神刑事続編。タイトルが死神さんになってる?警察にとっては痛恨の容疑者が無罪判決となった事件の再捜査を行う死神こと儀藤。見た目は冴えないおじさん。相棒は元の事件の捜査に深く関わった者から1人選ばれる。最後の話だけは、死刑判決が出た服役囚の無実を証明してほしいとの依頼だった。連作短編集なので読みやすい。表紙の死神のイラストが増えてる。次巻は3人か?!『逃げ得は許しませんよ』

2022/10/14

sin

裁判で無罪判決が言い渡された後に再捜査に動き出す“死神”と呼ばれる刑事が描かれるが、副題に“嫌われる刑事”とあるように警察としては冤罪の真相を顕にされるので“死神”と云うより“疫病神”である。但し、名刺には「警部補 儀藤堅忍」とあるだけで警視庁のどの部署に所属するのか?果たして命令系統が存在するのかさえ不明である。再捜査にあたっては事件に関わった警察関係者をバディーに指名するのだが、最後の話では副総監でさえ否応なしに下につけてしまう力を持っているので更に謎である。

2023/01/11

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