焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕 (幻冬舎文庫 こ 7-6)
焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕 (幻冬舎文庫 こ 7-6) / 感想・レビュー
KAZOO
今野さんのこのシリーズの最新の文庫です。これでやっと6冊すべて読了です。ここでは今回は特捜検事が出てきます。ある殺人事件をめぐり捜査1課と2課が協同して事件解明にあたりますが、政治的な動きが出てきます。ある意味特捜検察の独走気味の話が出てきて(以前の労働官僚逮捕の話を思いだしたりしましたが)、主人公が若干動きが以前とは異なったりします。最後は検事正が謝ったり、特捜部長が更迭されたり、特捜検事が懲戒免職ということですっきりさせてくれます。忖度ということでありそうな話です。
2022/10/17
ほんた
東京地検の二人が,警視庁捜査二課に乗り込んでくる。裁判だと警察・検察 vs 弁護士のイメージが強いけど,今回の話は警察 vs 検察。組織もいろいろなんだなぁ。 https://hontablog.com/焦眉
2024/01/29
スナイデル
4.5
2023/02/04
left7
樋口シリーズ第六弾です。特に予想外のことが起こるわけではないし劇的な展開があるわけでもないのですが、スルスルと読めるし勧善懲悪の部分もあるし主人公が人間臭い部分も持ちつつ言いたいことは言ってくれるしで、いつも読んでしまうシリーズです。隠蔽捜査シリーズや安積班シリーズほど有名ではないかもしれませんが、比類する面白さだと思います。
2022/11/16
たーさん
樋口警部シリーズ。盟友、氏家さんは警部に昇任し捜査二課に異動。ある投資会社の社長が殺され樋口警部率いる殺人犯捜査三係が捜査を担当。特捜本部が所轄署に設置された矢先、捜査二課と東京地検特捜部が介入してくる。相変わらず周りの調和を取ろうと気を遣う樋口警部。これで捜査一課の係長が勤まるのかと思ってしまいますがそれが樋口警部の良さなんですね。検事の暴走ぷりがなんとやら。それとは対照的に特捜本部の慎重さがよく目立ちます。次も読みたいと思います。
2022/07/19
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