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容疑者は何も知らない (幻冬舎文庫 あ 31-6)

容疑者は何も知らない (幻冬舎文庫 あ 31-6)

容疑者は何も知らない (幻冬舎文庫 あ 31-6)

作家
天野節子
出版社
幻冬舎
発売日
2022-10-06
ISBN
9784344432321
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容疑者は何も知らない (幻冬舎文庫 あ 31-6) / 感想・レビュー

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machi☺︎︎゛

ある日急に自分の旦那が見知らぬマンションで自殺をしたと警察から連絡を受けた亮子。そして殺人の容疑までかかっていると。旦那の事を何でも分かっているつもりだった亮子はその後からどんどん出てくる新事実に戸惑いを隠せない。でも旦那の無実を信じ色々と調べ始める。事件が起こるまでが長かったけど起きてからはそれまでの話も後々繋がってきて面白かった。

2022/12/08

えみ

見栄を張らずにもっと家族を信じればよかったのに。なぜ彼は死ななければならなかったのか。内緒の借金、知らぬ間の左遷、家以外での夫の顔。妻は何も知らされていなかった…。夫はどんな人?人を知ることでその人を信じる。ということと、信じることで人を知る。ということ、実は同じようで全く違うということがわかった一冊。何も知らないは悲しいくらい罪だ。知ったことで信じられなくなるより悲しみは深い。夫が人殺し?更に殺人犯とされた夫もまた遺体となって発見される。妻の亮子は真相を求めて知らなかった夫という人を知っていくミステリ。

2024/04/22

竹園和明

穏やかな会話を交わす仲良し夫婦。しかし夫は会社で部署換えになった事や大きな借金を抱えている事を妻に話さずにいる…という設定から始まるミステリー。第一章「夫」は、夫婦と関係者らの立ち位置の記述にほぼ特化。諸々のエピソードを丁寧に綴り各人の造形を印象付ける。第二章「妻」から物語は俄然動き出す。その夫尚紀が借金の貸主を殺して飛び降り自殺?。夫の無実を信じ、真相を探る妻亮子。少しずつ真実に迫る展開に性急さがなく自然。大変面白かった。仲良し夫婦でもお互いを半分しか知らない。その前提で日々を送る事は大事なことだ。

2022/11/27

ゆきらぱ

面白かった。おすすめです。 この前アメリカのドラマで妻から夫へ「私はあなたの心は知っている。でも生活(life)は知らない」というセリフがあった。そういえば夫婦ってそんなものだなあと思っていたところにこの本を読んで更にそれを実感しました。この本の中の夫婦は互いに思い合っていますが、ちょこっと隠し事がある。例えば妻は実家のお惣菜を自分が作ったかのように上手にお皿に移して供したり、夫は仕事の大きなミスを言わなかったり。どこにでもある風景。でも事件になってしまった。どこかで言っておくのが大事だな。相手を信じて!

2022/11/17

とこっぷり

他の方も書いているように「夫」の章がなかなか読み進められずちょっと苦痛。妻の章からは一気読み。ただ、どうやって犯人を特定していったか、が、警察の語りの中でさらっと書かれているだけでちょっと残念でした。

2023/01/19

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