ひきこもり探偵おにいちゃんとマコ (バーズコミックス)
ひきこもり探偵おにいちゃんとマコ (バーズコミックス) / 感想・レビュー
kenitirokikuti
ブックオフにて購入(しかし、マンガ図書館Zに置いてあるようだ…)。2010年刊行で、「ひきこもり」がまだ多く語られている頃のお話。石田氏は1963年生まれ。彼女がアニメーターになったのは1983年なので、男女雇用機会均等法以前の世代。やはりお話のムードに昭和的な重さがあるなぁ、といつもの感想。最近はこういう重たさを引きずる作風は、絵描きよりもアニメ脚本家に多いような気もするが、あくまで自分のフォロー範囲内の印象論です。最初のエヴァはこういう重みの総決算みたいなもんだったなぁ…。
2018/03/04
ゴイゴイ
おにいちゃんは探偵になるためにひきこもったんだね!というのを地で行く今時無いような幼女設定の妹なのだけど読み進めていくうちにそれが心地よいような気がしてきた。成田さんとのフラグはあっても良かったのかなと思いますがすっきり終わってよかった。
2012/06/17
秋山真琴
三軒茶屋のアイヨシさんが絶賛したので読んでみた。これは、良い短編ミステリコミックですね。心の機微を巧みについた構成もさることながら、探偵役のひきこもりが苦悩していると言うのが、また良い。しかし、なんと言っても兄に役割を与えようとする妹の健気さこそ至上。ただ、その健気さから、部屋から出てこようとする兄を「お兄ちゃんはひきこもってなきゃダメー」と部屋に閉じ込めるシーンには鳥肌が立った。これ、考えれば考えるほど奥が深いシーン。果たして依存しているのは誰なのか? まあ、小難しいことはさておき、面白かった。
2011/03/02
ニキ
早く日本政府はひきこもりに妹を支給するべき。
2010/12/19
路傍の石
ひきこもり経験があって、さらに妹がいる人には、より胸が痛い作品。「幸せでしょ」が名ゼリフ。自分にはまだ鍵の使い方が分かんないんだけどね。
2016/03/21
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