猫の遊ぶ庭 (幻冬舎ルチル文庫)
猫の遊ぶ庭 (幻冬舎ルチル文庫) / 感想・レビュー
このん
(2013年7月14日 3373)舞台は京都の国立k大学。院に進んだ織田は親に仕送りを切られ、大学のオンボロな吉田寮に入る。住めば都…ではないが馴染んでいた。そこで見かけた綺麗な青年、杜司。杜司は物事に拘らない?周りに無関心。部屋も汚い。杜司に興味を持った織田は杜司の部屋を片付けたりするうちに段々仲良くなる。ある日、杜司の祖父の入院で織田と一緒に奈良県の実家に戻る。有名な神社の跡取りの杜司だが跡を継ぐ気はない。杜司のウブな気持ちと優しい織田。2人の関係を賭けるデバカメな寮生も面白かった。
2013/07/14
ムック
k大の寮…かわいさんはフィクションと仰ってましたが私の頭の中では完全にノンフィクションで進行されていました(笑)暑苦しい脇キャラが多い中、杜司だけが爽やかな風を纏っており、もちろんそれは汚部屋でも変わる事無く、織田と共にすっかり彼の魅力にやられてしまいました。いいなあー男子寮!雑多な雰囲気がたまりません(>_<)そして山田さんの素敵なイラストが表紙のみだったことが残念でなりません…(泣)
2011/03/22
Yucca
★★★☆☆:K大のオンボロ吉田寮に入寮した織田は美人だけど風変わりな杜氏に恋をする。毎日部屋に通い交流するが、杜氏の実家はワケありのようで…というお話。京都を舞台にしたレトロな雰囲気の作品。学生時代を京都で過ごした身としてはなんとも美味しい一冊。京都のゆったりとした空気に、静かだけど深い二人の愛が沁み入るような物語でした。表面は穏やかで上品なんだけど、中身は割と俗物的で色っぽい…まさに京都のようですな。たまにはこういう毛色の違ったBLも良いなぁ。またしばらくしたら読み直したい。BO。
2016/10/30
さち
萌えすぎてニヤニヤが止まらない!挿絵がないのも気にならないほど夢中で読んだ。京都の中で独特の空気が流れる吉田寮、まるでタイムスリップしたような昭和の香りがする世界。好青年な織田と浮世離れしたまさしく白蛇な美しい恋愛無知な杜司。何をおいても杜司の言動がいちいち可愛い!織田になにくれと世話をやかれ尽くされ、感情が乏しかった杜司が初めての感覚に戸惑いながらも徐々に変化していく様子にとにかく目が離せなかった。この可愛らしく色っぽい生き物はなんなんだwアクが濃い寮のメンバーもすごくよかったぁ。続編が本当に楽しみだ。
2011/03/18
ちるる
舞台が良かった。まるで時間が止まってるかのような吉田寮の空気感が不思議な感覚でした。杜司と織田はお互い一目惚れみたいなもんだよね。同性であることの葛藤はほとんどなく(杜司はそれ以前の問題か…)余計な邪魔は入ってもちゃんと進展してくれたし。脇キャラも楽しかった。寮モノは騒がしい外野も大事だww
2011/08/22
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