眠る竪琴: レンテンローズ (幻狼FANTASIA NOVELS O 2-3)
眠る竪琴: レンテンローズ (幻狼FANTASIA NOVELS O 2-3) / 感想・レビュー
雪守
レンテンローズシリーズ第三弾。書き下ろしの「眠る竪琴」と改訂版の「囁く百合」の二部構成。この作品はミステリのトリックよりも心情面と幻想性を重視しています。「眠る竪琴」の方は正直ネタが微妙でしたが、「囁く百合」の方は規律を重視し息苦しさを生んでしまっている組織の描写は面白かったです。また、アカンサスたちの世界の謎が以前より描写が増えていたのは収穫かな。早く次が出ることを期待しています。
2011/07/11
きゅーま
部活の劇の演技に悩む千歌に降りかかる『謎』のおはなし「眠る竪琴」と百合を手に持たされて子供が殺されたという終わったはずの事件が再び繰り返され、その『謎』に巻き込まれつつも立ち向かう早紀のおはなし「囁く百合」収録。どちらも犯人の不愉快具合が素晴らしく好き。アカンサス様好きなので、アカンサス側の世界が垣間見れて非常に嬉しいです!今後もっとそのこらへんは詳しく明らかになって欲しいなあ…
2011/11/08
みずなか
「囁く百合」が今までで一番ミステリ色が濃かったように思います。こんな世界はイヤだ。あちらの世界もちらほら見え始め、設定が深くなりつつも、なかなか全貌が見えないという何の生殺し?
2012/10/15
なつき
どうしてアカンサスのときは偉そうなのに、ノブさんのときはヘタレなのか(笑) 高校の演劇部の話と街の自警団の話。自警団の話はかなり胸が悪くなる犯人だった。
2011/06/18
永山祐介
囁く百合の自警団に対して覚える気持ち悪さは、やはり変わらずでした。ディストピアだよなあ、あんなのは。表題作は時間を超えた二つの事件のリンクと、珍しく二人の人物がレンテンローズに関わったという点で面白かった。
2011/06/02
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