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輪るピングドラム 中

輪るピングドラム 中

輪るピングドラム 中

作家
幾原邦彦
高橋 慶
星野リリィ
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
2011-10-31
ISBN
9784344823402
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輪るピングドラム 中 / 感想・レビュー

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そのぼん

登場人物が全員トラウマを抱えている感じがしました。徐々に物語全体の輪郭は見えてきた感じはしますが、気になるところも多々あるので、下巻に期待します。

2012/07/28

テツ

上巻から続けて中巻へ。オウムによる地下鉄サリン事件をモチーフにした作中のテロ事件は多くの人間の人生に影響を与えた。罪と罰とはいうけれど、自らが関与していない過去の出来事が自分の人生を歪めていくことの理不尽さ。そして罪に対して情け容赦なく与えられる罰。与えられたどうしようもない運命にもがき苦しむ中でこんな理不尽で辛い運命から守りたい存在が思い浮かぶのならばそれが彼らにとっての生まれてきた理由なんだろうな。ストーリーの流れは知っているけれど辛い。

2017/09/05

miki

人々をつなぐ運命の輪。様々な感情も懸命の行動も、すべては運命のいたすところであるならば、そんなことになんの意味があるのだろう。この物語に散りばめられる思想が好き。運命、罪、人の業、そして家族。登場人物の台詞にはっとさせられます。運命の至るところへ、物語は佳境へ。

2014/04/23

pulpo8

ついに16年前の事件に話が及んで、脇役キャラと思われた多蕗、ゆり、真砂子の過去が明らかに。桃果も登場しスピードが加速。上巻より面白く一気に読んだ。苹果がだんだん晶馬に惹かれていく描写が可愛い。眞悧が陽毬のことを「可愛らしいとは思うがそれだけ」みたいに独白している所はゾクッと来た。ゴンドラとワイヤーの所はいまいち何がどうなっているのか分からないな。桃果が「運命の乗り換え」について説明する部分にはとても引き込まれた。運命を電車のように乗り換えるって発想が凄くいいと思う。全体的にシリアスな雰囲気も良い。

2016/04/24

牧神の午後

あぁそうだ。序盤のワケワカメででもド派手で印象に残る演出が、中盤には一点シリアスな過去と交錯するキャラクターの重い想い。小説で読むとシリアスさが際立つ。ただ、特にアクションでの描写が弱いのは上巻と同様。特にアクションも目立つ本巻では、アニメ見ていないとどんな動きで、どうしてこうなった、が分かりにくかったのが難点。でも、運命に翻弄されつつ、受入れ、抗う人間の営みは本当に哀しい。

2013/05/07

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