ユリ熊嵐 (3) (バーズコミックス)
ユリ熊嵐 (3) (バーズコミックス) / 感想・レビュー
ひかる
アニメとは違うアプローチの漫画版でしたが、アニメよりわかりやすい描写も多く、大変面白かったです。大人組の関係がより詳しく描写されていたのが、個人的には良かったです。
2016/06/14
しなの
ああ良い百合だったな...。大人のユリ・アムールは切ないところもあるけど。箱の中から外の世界へ...のあたりは「棺の中から天上ウテナ」、「姫宮アンシーとふたり外の世界をめざす」が思い起こされてぐっときた、でも外の世界もそこへ行こうとする登場人物たちももっと優しくてやわらかい空気で満たされていて、ずっとわたしの読みたかったものはこれだったのかもと思う。大切に読み返したくなる。
2016/05/24
true「」
紅羽の母のカレとユリーカ、そして澪愛たちの過去回想からの大人百合から、純花と蜜子たちの話、そして日常に戻った銀子と紅羽の行く末など1巻におさめるのがもったいないくらいのテンコモリな内容。アニメと異なり、不思議要素は少なめですが、アニメのテーマを壊さずに、世界観を広げているので読み応えは十分。4コマのオマケページが8ページ、あとがきには幾原邦彦監督のイラストも。さておきオマケページの「母親同士の百合っていろいろ複雑」というネタには心底うなずきました
2016/05/24
おこげ
透明に吹く嵐が静まるように、アニメのポイントを盛り込みつつ独自の展開で事の真相がクマなく明かされる最終巻。クマジョ裁判で大きな活躍を見せる純花、ハッキリと失恋してしまう彼女にも身近なあの娘と好敵手な恋の予感が…!ユリーカの回想で綴られる過去には、優しいクマに充ちた世界ゆえに罪を作ってしまうやりきれなさを見る。カレと澪愛そしてふたりの娘である銀子と紅羽、各々の『スキ、大スキ』をキスで幸せへ変えていく尊み。運命に翻弄される母娘二代で作り上げた壮大な百合劇にカーテンコールは鳴りやまない、やませない。
2016/05/28
杉浦印字
1巻丸ごと素晴らしい完結。二転三転の超展開はだからこそ読者の脳を揺らし、世界に没入させる。プロットを追う性急さは感じたものの、そういうことがもうどうでもよくなる多幸感の連打ラッシュ。作者の「読者に有無を言わせない」能力の高さに脱帽。
2016/06/09
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