ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~ (リンクスロマンス)
ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~ (リンクスロマンス) / 感想・レビュー
きょん
先天性獣化症の大学生×アウティングされ高校中退した引きこもり。生まれつきの自分ではどうしようもない事で差別されたり非難されたりするのは、とても辛い事だし許されない事でもあるけど、現実にはありふれてるんですよね。心に傷を負った二人が出会い、痛みを理解し合いながらも傷のなめあいではなく未来を目指して変わっていくのが良かった。笠井先生のイラストも素敵なんだけど、獣人モノってこの口の構造でカップやペットボトルからどうやって飲むんだといつも思ってしまう。
2021/03/16
beniko
初読み作家様。単なるモフモフではなく、すごく面白かった!獣化症という先天性疾患のせいで、大学生の祭は幼い頃から様々な思いをしてきて、人の機微に敏感で思いやりがあるし、だからこそ、またさらに辛い思いもしてしまうんだけど、家庭教師として出会った年下の哲平の良さに気付き、惹かれるのもそういう祭だからだよね。祭が哲平を諦めず、二人が結ばれて本当によかった。人は一人一人違っていて当然なのに、多数派じゃないだけで「普通じゃない」とされ傷つくことのない世界になってほしい。会話も楽しく、心情の描写、弟の楽も母親も素敵。
2021/06/21
なー
表紙に惹かれて読みました。表紙左のモフモフお兄さんは先天性の病気で獣人として生まれた人。名前は祭。右は引きこもりの高校生男子。名は哲平。好きになった男の子に告白したら気持ち悪がられ、しかも言いふらされ、家から出るのが怖くなってしまったのです。そんな彼の家庭教師に選ばれたのが獣人である祭でした。二人は自然に距離を縮めていくのですが、途中に出てくる二人のコンプレックスの描き方がすごい。獣人であるという事で奇異の目で見られ謂れのない難癖をつけられたりしてすっかり諦め癖のついてしまった祭の気持ちの描写は読んでいて
2022/12/16
京子@オランダ
なかなか良かった!!まわりも本人もいろいろ難しいけどそれでも生きていかなきゃいけないもんね。とりあえず今年前半期で今のところ一番良かった本。同じテーマの次の本も購入済なので読むの楽しみ~~
2022/02/11
ぬるま湯
狼獣人の家庭教師とその生徒で、引きこもり高校中退生のお話 獣人である事が病気という、今まで読んだ事のない獣人の立ち位置 普通の人に産まれたかったと思い悩む2人に泣いてしまった
2021/06/27
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