太宰治の女たち (幻冬舎新書 や 6-1)
太宰治の女たち (幻冬舎新書 や 6-1) / 感想・レビュー
ヒロミ
魅力的なタイトルに惹かれて読んでみたが、正直とっても痛い内容。太宰ファンは痛い人多いから自分も気をつけよう…と反面教師になった。作者が読者の兄貴気取りというか文章に気持ち悪い軽さがあり何故研究者でもないこの人にこんな大それたテーマで上から目線の新書を一冊任せたのか謎だ。著者はロック畑の人らしいが、自分の無頼自慢とかされても寒いだけ。太宰を被害者扱いしているがそれならばもう少し抑制された文体で語られるべきだったと思う。あらゆる面で配慮が足りない。久しぶりに「金返せ!」と叫んだ本。
2015/04/21
てん
ずーっと前にibooksで無料だったので取得していて、気が向いたので読んでみた。・・・無料でよかった。巻末の参考文献をそのまま読むほうがよいかと。
2020/11/24
kaya
作者がどんな人かは知らないけれど、なんだか内田裕也みたいだなぁと思ってしまいました。笑 解釈が難しい作品をわかりやすくするために、太宰に関わりのあった女性をタイプ別に分けて語っています。つまりはレッテル貼りの作業をしている訳で、「したり顔で女性を語るな!」と言われちゃうのも仕方ないのかな。でもわたしはおもしろいなぁと思いました。世間に、常識に、揺さぶりをかかけたい。そのために太宰は自分自身が捨て石となって飛び込み、漣を起こしたかったのかなと思いました。子供より親が大事、と思いたい。はて家庭の幸福とは?
2015/09/11
緋由
気になったので。1日半で読んでしまいました。すごく面白かったです。太宰治のことを支えた女性たちの話や、入水自殺の話をもとに作った小説などなど…。まだ読んだことのない作品もたくさんあるので、これを機にどんどん読みたいと思います。確かに夏目漱石もより川端康成より、太宰治が好きです。女を全力で追っているからなのですね。納得。
2014/09/04
りさ
太宰がとにかく好きな人と雑談をしているような話し言葉の多い作品でした。 これから太宰作品を読む時に新たな視点を持つことができる気がします。ただ、話が逸れやすくて一気に読まないと分かりづらいかもしれません。 『秋風記』の愛し方の引用が非常に興味深かったので、読んでみたいです!
2021/05/22
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