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葬式は、要らない (幻冬舎新書 し 5-3)

葬式は、要らない (幻冬舎新書 し 5-3)

葬式は、要らない (幻冬舎新書 し 5-3)

作家
島田裕巳
出版社
幻冬舎
発売日
2010-01-28
ISBN
9784344981584
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葬式は、要らない (幻冬舎新書 し 5-3) / 感想・レビュー

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鉄之助

2011年に大ヒットしたこの本を、いま、読んでみて「葬儀」の在り方を再認識。タイトルは衝撃的だが、著者は、決して葬式を否定しているのではなく、腑に落ちない高額な「葬式費用」の中身を問うた、一冊だ。

2022/07/31

mitei

確かに遺族は故人に沢山のお金をかけたい気持ちはあると思うが、それにつけこんで世界でもっとも高い葬式代を払わされてるのは納得行かないなと思う。戒名ってそんな高いのかと驚愕した。

2012/06/16

kinkin

葬式は、要らないということもないけれど業者に勧められるままの葬式は不要だと思う。自分なり家族なりが納得できて見送ることができればよいのではないか。喪主を経験したことがあると分かるが何が大変といったら弔問客への挨拶やとにかく人の対応だと思う。義理や会ったことのない遠い親戚にも困惑してしまう。参列者が少ないと恥ずかしいという言い方をする人もいる。人のための葬式になってきている。見栄の葬式ならいらない。でもやっぱりそのことに口を出す家族や親戚はどこにでもいる。私は家族だけでするようにと今から言っている。図書館本

2016/12/13

harass

2010年の新書。現代日本仏教の葬式、特に戒名の高額な費用への問題提議。日本仏教の歴史的な経緯と社会変化から、「葬式仏教」と称される慣習が続き、問題視されるようになったかを考察。あまり考えることのないトピックであり、いまいちピンと来なかったりする。もっと論議される事柄でもあるが、地方や大都市などで事情が全く異なるのが難しいかと。明快で売れたのがわかる良書。「直葬」といわれる葬式形態を初めて知った。「密葬」は今では「家族葬」といわれるのね、謎めいていて厨二心をくすぐったのに。

2017/12/12

hatayan

2010年刊。宗教学者がこれからの葬式のあり方に一石を投じた一冊。 葬式は故人との別れを告げるけじめの機会だが、日本人の葬式は海外に比べると相当贅沢で豪華。 一方、戦後に都会に出てきた人たちはムラの慣習や地域の濃密なつながりとは無縁。核家族化や高齢化が葬式に合理性を求める傾向を生み、葬式が簡略化に向かう流れは必然的。 死後につけられる「戒名」は死後の勲章や生前の評価を意味するが、仏教の教えとは実は直接関係がない。 質素に見送ってほしいと考える人が決して少数派ではないことがわかり、安心することができました。

2019/11/03

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