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日本の国宝100 (幻冬舎新書)

日本の国宝100 (幻冬舎新書)

日本の国宝100 (幻冬舎新書)

作家
橋本麻里
出版社
幻冬舎
発売日
2011-04-02
ISBN
9784344982086
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日本の国宝100 (幻冬舎新書) / 感想・レビュー

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ホークス

2011年刊。国宝から百点を選んで魅力を解説する。著者の文章は学者的な細かい拘りが無く簡潔。図版が少ないのは価格や許可の関係だと思うけど、新書だし高価にする位ならネット鑑賞で良い。見開き2Pで、作品の来歴から日本史や美術論も語る。少し難しくて面白い。四天王とか神将像が好きだけど、明王が如来様の変身とは知らなかった。武士(軍事貴族)の台頭を招いたのは、藤原氏に対抗した上皇たちだったんだね。アニメの祖とされる鳥獣戯画が動物を見る目は、精霊を尊ぶアニミズムに近い。アニミズムはアニメの語源でもあるという不思議。

2021/12/17

めぐみこ

専門的すぎず、時にサブカルも交えての解説が判りやすい。時代順に並んでいるので、歴史の流れや文化の流行り廃りや進化なども一目瞭然。東照宮と桂離宮が同時代と初めて知った。両極端に振り切ってて面白い。雪舟最大の功績など、新たな視点に触れられるのも楽しかった。惜しむらくは一つ一つの写真が無い所。切手サイズ程で良いので欲しかった。

2020/06/16

ウメ

国宝てのは何やらえらいこっちゃで縁遠いものと思っていたが。これを読んで以来国宝と聞けば胸が踊り、本作の国宝リスト100に載っていないか調べるようになった。くだけた物言いが国宝をぐっと身近に感じさせ、魅力を存分に伝える。

2015/10/13

マサ

縄文時代から近代まで、国宝100+1件から日本美術史を概観。それぞれの作品が生み出されてきた背景が平易な(ポップな)文章で書かれていて分かりやすくて面白かった。尾形光琳「燕子花図屏風」のところなんか著者の主張がストーレートに出ていて最高です。難を言うと図版が少ないのでいちいちネットで検索しなければならなかったことかな。それもまた楽しいのだけれど。

2022/03/09

きむ

今、勢いの良いライター、橋本麻里様の著作。新書と侮るなかれ、日本美術の重要な作品を網羅した一冊。図版はほとんど無いが、不思議な物で、頭の中に図像が浮かんでくる。文章の表現の上手さがあるからこそ。美術初心者さんにもオススメ。きちんと実物を見てみたいと、国内旅行を夢想しながら読了。

2015/06/18

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