僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想 (幻冬舎新書)
僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想 (幻冬舎新書) / 感想・レビュー
やすらぎ
ネットにおける誹謗中傷の話かと思ったら、政治、財政、メディア等の話。最近の違和感は、テレビでの国民の声。あれは容易に印象操作できてしまう。マスコミが求める内容を話した人だけ切り取ればいい。それとカタカナ語。みんなに伝えたいのなら、わかる言葉で話してほしい。そんなことでいいのかな。しかし、みんなみんな忙しい。仕事が溢れかえっていて全く余裕がない。こんな社会に誰がしたの?…こうやってダメ出し社会は続くのであろう。誰かを採点する側ではなく、あなたがこれから何をするのかを考えてほしい。本書はそれを伝えたいのです。
2021/02/22
♪みどりpiyopiyo♪
著者は、TBSラジオ『セッション22』や WEB論壇誌『シノドス』、「見えない障害を可視化する」メルマガ『困ってるズ!』などでお馴染みの荻上チキさん。■いつの間にかかなりシビアな状況になってしまっているこの日本について、「難局を打破するには、とにかく大雑把な見取り図であっても、より多くの人と現状を共有しなくては」と、社会問題の捉え方、間違った議論をしないための知識、バグの取り除き方、などを分かりやすく解説してます。■2012年の本ですが、今読んでも大事な提案。すぐ読めちゃうから、みんなも読んでみて☆(→続
2017/04/30
mura_ユル活動
現在は削り合い社会と。著者は評論家。大きく考える。政治に関する話。本書はアップグレードした社会を目指すために書かれている。新しい社会用語が多く出てくる。各省庁の省益となっていないか、国民のための法律・条例などは費用対効果が考えられているのかどうか。国民益になっているのかどうか。行くところ「強い社会」または「優しい社会」を目指すのか。答えは簡単ではない。
2018/09/13
Thinking_sketch_book
★★★★☆ 基本的な考え方は共感できる。ダメ出し社会や足の引っ張りあいを続けるのではなく、ソリューションを出し合い、行動し合うことは本当に大事だと思う。ラジオを聞いているように読めてしまう本でした。
2013/12/04
きいち
「ダメ出ししてる場合じゃないのに」と思いながらも周りを見て意気阻喪しそうになる人たちを勇気づけ、功利的包摂や社会疫学的思考といったポジ出しの武器を手渡そうとする本。◇ヤバいと思うたび『大きなことはできませんが、小さなことからコツコツと』(西川きよし)と呪文のように唱え目の前のバグに向かい勝ったり負けたりしてきたので、こんなふうにスマートに泥臭さを言挙げされると、確かに、もっとがんばらな、と思える。◇政治問題や社会参加に限った話ではない。商売だって、いや商売を通じてこそできる「ポジ出し」だってあるのだから。
2013/07/17
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