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体罰はなぜなくならないのか (幻冬舎新書)

体罰はなぜなくならないのか (幻冬舎新書)

体罰はなぜなくならないのか (幻冬舎新書)

作家
藤井誠二
出版社
幻冬舎
発売日
2013-07-28
ISBN
9784344983144
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体罰はなぜなくならないのか (幻冬舎新書) / 感想・レビュー

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香菜子(かなこ・Kanako)

体罰はなぜなくならないのか。藤井誠二先生の著書。体罰も愛情のうちとか、体罰も教育のうちとか、そんな発言をする教師や保護者がいまだにいるのが日本の現実。言葉で説明するのではなく体罰に頼るのは、教師や保護者としての能力不足、適正欠如を認めているようなものです。体罰は犯罪、日本社会からの体罰撲滅を願います。

2018/10/09

Humbaba

人は、自分の過去を悪く言われたいとは思わない。だからこそ、今まで教育の形を可能な限りプラスに評価する。体罰を行った教師を避難すれば、今まで良い教師だと評価してきた過去の自分を非難しているかのように感じてしまう。それを避けるためにも、良い教師であったと考えて、嘆願書を用意する機運が生まれる。

2013/11/17

リキヨシオ

体罰が教育という文化の根深さと、体罰関連の犯罪を実証するむずかしさが分かる1冊。体罰はDVや宗教に似た存在だと感じた。支配者の命令は、集団からの排除を仄めかしての暴力=鞭に加え、教師の必要性と生徒自身と躾に為の教育だと優しく説明=飴という構造がある。しかし生徒の感覚生徒への体罰を行う教師、体罰の存在を容認する保護者達には暴力ではなく愛ある躾として認識している。他と異なるのは学校での体罰は数年という短期間だからこそ、経験が美化されて成功体験で語られている。難しい問題だけど、これらで人が死ぬのは間違っている。

2014/09/10

cino

なぜかといえば、それが相当に支持されているから。「体罰の会」ぐぐったらやばい

2016/05/22

TOMTOM

噂には聞いていたけど、愛知県の閉塞的で超管理的手法は子どもの立場や視点がなく気持ち悪い。体罰の根底には軍隊教育があるということ、それを肯定した人たちの連鎖が続いていること。海外では家庭内のしつけと称した暴力にも厳しくなっていることを鑑みると日本はまだまだ。やはり一番怖いのは、そこの中で育つ子どもたちの感性が鈍っていくこと。先生の感性が腐っているのが原因とはいえ、暴力が漫然と行われている環境に身を置くことで鈍感になっていくことが怖い。ある意味文化的レベルになっているだけに、もっと根底的な働きかけが求められる

2014/10/15

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