しない生活 煩悩を静める108のお稽古 (幻冬舎新書)
しない生活 煩悩を静める108のお稽古 (幻冬舎新書) / 感想・レビュー
パフちゃん@かのん変更
1978年生まれ、東大卒のイケメン住職。とても為になる煩悩のお話。プライドも正義感も煩悩の一つ。私たちが他人に腹を立てる時、他人の(怒り・欲望・愚かさ)の煩悩のいずれかを察知して怒っている。なるほど。言いたいことが言えない小心者の胸の内は良い子を演じてしまう「自己愛」そうなんだ。私はこれかも。「人を自分の思い通りに変えることはできない」とあきらめるべし。自分の心すら思い通りに出来ない。子どもや家族を思い通りに出来ないのは当たり前。著者の感性が若く、「あいやー・いやはや・ガビーン・・・」なども好感が持てる。
2015/04/03
あつひめ
今年も人との関わりが始まる。その前に予約本が届いた。これも何かのお告げか?少しでも上を目指したくなるのが人の心。それが時には心の成長の妨げ、人付き合いの妨げになることがある。人に指摘されたら腹が立つけど、こうして活字の中で自分の弱い所を発見すると腹も立たず、そうだよね〜とすんなり認められる。いろんなことに首を突っ込んだり、物や情報を持ち過ぎて身の回りを整頓できなくなったり。自分の首を絞めているのは自分かも。穏やかに過ごすことが身勝手とは違う。少しでも煩悩に振り回されない生き方を選ぼうと思う。
2016/01/12
団塊シニア
「偽善入門」同様、共感できる内容である、脳は善悪を自分に都合がよいように決めている、人は生きている限り「満足しない」という苦を味わう、他人と比べない、過去の自分とも比べない、なぜか心にスーッと入ってくる言葉です。
2014/05/21
yamaneko*
なんて神経が細やかな人なんだろう、と驚きつつ読了。こうした感情の揺れは誰もが感じることだけど、言語化して更に裏まで省みるのは、辛抱強く内面と向き合わないとできないこと。そこで他人に理想を投げかけるのではなく、さて自分は、と振り返るスタイルに好感が持てます。
2014/11/03
あん
この本の著者は現職の住職さんです。煩悩に苛まれるとき役に立つのは、立ち止まって自分の内面を丁寧に見つめること。 辛さから逃れようとして何かを「する」のではなくて、ただ内省により心を静める「しない」生活を心がけようという内容です。即実行はなかなか出来ないけれど、読み返して実践したくなるような内容の本でした。
2014/08/07
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