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最貧困女子 (幻冬舎新書)

最貧困女子 (幻冬舎新書)

最貧困女子 (幻冬舎新書)

作家
鈴木大介
出版社
幻冬舎
発売日
2014-09-27
ISBN
9784344983618
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最貧困女子 (幻冬舎新書) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

働く世代の単身女性の3人に1人が年収114万円未満であることなど、最初の方こそ一般的な女性の貧困が語られていたが、しだいに著者の得意分野であり、また彼が最も関心を寄せている売春ワークに傾斜してゆき、後半はもっぱらその話題ばかりというのは、いささか羊頭狗肉の感が否めない。売春に引き寄せられないシングルマザー(むしろ、こちらがマジョリティかと思う)が抱える問題も多いはずだし、また何故彼女たちがそうした状況に置かれるのかといった看過できない問題も多々ある。そうしたことは他書に譲るというスタンスか。

2018/08/25

mitei

こんな深い世界が世の中にあるとは…深刻だなと思った。世間には暴力が当たり前の家庭もあるんだなと思い知らされた。そしてよく言われる負のスパイラルがどこまでもあることを知った。中々社会もそこまで助ける手を伸ばせないのがもどかしく感じた。

2015/03/13

遥かなる想い

2015年新書大賞第5位。 「最も貧しい」人たちを可視化したところに 本書の特徴がある。 年収100万前後で困窮する女性たち..マスコミで 嫌というほど、 取り上げられた彼女たちの実態が著者の手により整理され、可視化される。 貧しくとも友達がいれば生きて行けるという 女性たち..だがここに虐待、子持ちの要素が 入ってくると、セックスワークスの底に沈まざるを得ないのか ..彼女たちの青春の象徴が「iモードの出会い系掲示板」..何とも心が沈むルポだった。

2016/01/23

Aby

『貧乏と貧困とは違う』(p.49).表題にあたるのは「(家族・地域・制度)三つの無縁」「(精神・発達・知的)三つの障害」を有するもの.本人が選択したわけではなく,セーフティネットとしてセックスワークに取り込まれる.業界からも最下層とみられ(商品として取り扱ってもらえない)るので,浮上する機会もないよなぁ……それを救うはずの「制度」から外れて行ってしまうのなら制度を変えましょうということになるのだろうが,それでも外れるものは外れるんだろうな……辛いなぁ.

2014/11/11

てぃも

理解できないことばかり。その立場になったら自分も同じようになるのかと思うと恐ろしい。 今の自分がとても恵まれて幸せであることに気づかされる。 仕事があり家があるとゆうのは本当に幸せなことだな。

2017/02/18

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