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他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑 (幻冬舎新書)

他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑 (幻冬舎新書)

他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑 (幻冬舎新書)

作家
岩波明
出版社
幻冬舎
発売日
2015-09-30
ISBN
9784344983908
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他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑 (幻冬舎新書) / 感想・レビュー

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とろこ

マスコミが生贄を用意し、ネットを中心に、一般人が執拗なバッシングを続けて血祭りに上げる。そうした行為が、なぜ繰り返されるのか、について書かれた本。著者の私見が殆どで、客観的なデータが乏しい。他人を非難してばかりいる人たちは、自らが置かれた環境や立場に不満を抱いている、という点は肯けた。嫉妬の感情が絡んでいることも。ただ、著者が、「現代の日本人には規範が欠けている」とする主張には同意できなかった。東日本大震災の折、日本人の規範やモラルは世界に賞賛されたのだから。まずは、自分の行動を振り返ってみよう。

2018/08/18

ばりぼー

正義派を装い、無差別に他人を攻撃する日本社会の「不寛容さ」に焦点を当て、様々な社会現象の分析を行なった書。有名人のバッシングは、以前ならマスコミ(マスメディア)の専売特許でしたが、ネットの普及に伴い一般大衆にも参加可能になり、事態を深刻化させてしまいました。「権力者が王座から引きずりおろされる様は、それが正当な理由によるものでなくても、楽しめるショー」であり、「均質性の大きい日本社会においては、周囲の人との微妙な差が、ことのほか目について」「その差異が嫉妬をかきたてやすい」という指摘は的を射ています。

2015/10/17

GAKU

バッシングが過熱する最近の日本の社会構造を、精神科医の岩波明さんが実際のケースを挙げながら独自の視点で考察。日本独特の要因が複雑に絡み合っている事を述べています。ただあまり裏付けという物が感じられず精神科医とはいえ、あくまで一個人の私見のように感じました。この方の著書は最近何冊か続けて興味深く読ませていただきましたが、こちらは今一つでした。結局匿名性というバリアの内側での発言だから制御が効かず、些細な事でもバッシングに至ってしまうのではないでしょうか?

2016/02/11

香菜子(かなこ・Kanako)

他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑。岩波 明先生の著書。バッシングできる相手を見つけて相手が立ち直れないくらいのバッシングをする。少しの失言や過ちを許さないでバッシングにつぐバッシングでとことん追い詰める。正義をふりかざしているつもりでも自分勝手で高慢ないじめにしか見えないことだってある。必要以上のバッシングや自分勝手で高慢ないじめをするのは、自分に自信がないからなのかも。でも気がつくと私自身も他人を非難してばかりいる人たちの一人になっていることだってあるかもしれない。

2022/06/27

リキヨシオ

「日本人のネットマナーは最悪」といわれている。正義派を装った書き込みは他人を傷つける事と徹底的に糾弾して捻り潰す事に繋がってくる。他人を糾弾する時、自分は完全無欠な神だと錯覚する。SNSによりあらゆる物が身近になり日本人が持っている嫉妬と羨望から好き嫌いによる糾弾が始まる。政治家の不祥事や芸能人のスキャンダルが国民にとってショーになっている毎回問題の本質は論じられる事はなく時間の経過と共に忘れ去られる。日本人特有の不寛容さや非宗教性に悲観的で自己評価が低さ。ネット上のルールがなさすぎるのも問題だと思う。

2015/11/05

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