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人間の煩悩 (幻冬舎新書)

人間の煩悩 (幻冬舎新書)

人間の煩悩 (幻冬舎新書)

作家
佐藤愛子
出版社
幻冬舎
発売日
2016-09-26
ISBN
9784344984288
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人間の煩悩 (幻冬舎新書) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

幻冬舎新書、いや、四本女史よ、ありがとう!愛子先生の怒りや悟りや笑いをギューっと詰めた本ですね。今までに読んで心に残っていた言葉の数々、今また心に届きました。(小説中の言葉は未読だったりするけれど・・汗)人生は辛いもの!そうですね。この世は不平等に出来ている!確かに。だから、どうしたって気持ちにさせられるのが好きです。生きるのも大変、だが死ぬのも大変!本当に日々感じます。もうこの本は常にそばに置いておきたい1冊です。

2016/10/16

naoっぴ

これまでの佐藤愛子さんの著書の中から印象的な文を抜粋してまとめた本。笑ってしまうほど面白いものあり、奥深いものあり、なるほどと唸るものありで、実にバラエティ豊かで楽しかった。いい文章の寄せ集めなのでなんだか自分の読書ノートみたいだなぁとも思いつつ読んでいたけれど、この形式に慣れた頃にはせっせと付箋をつけていました(笑) いつもながら佐藤さんの言葉は元気がわいてくる。引用された書名があるので、今度は元になった本を読んでみよう。

2017/05/06

ナミのママ

過去の作品から、著者の言葉を抜粋してまとめた一冊。人の歩いた軌跡というのは、どんなものであれ、その人となりを表すのだと改めて思います。女性は後ろに下がるのが美徳とされた時代に、器用とはいえない生き方をしてきた著者。私たちは今でこそ、この文章を読んで、そうよ!そうなのよ!と笑ってうなずきます。でも、その時代にこれを言えた背景は、決して平坦ではなかったはずです。あらゆるものを乗り越えて今にいたる著者の、素敵な一冊でした。

2016/10/20

Ikutan

過去の作品の中から「これはいい」と思える文章を抜粋して、人間とは、人生とは、男と女とは、子供とは、あの世とは、長寿とはの六章にまとめたもの。多くの苦労を乗り越えて長い人生を歩んできた愛子先生の言葉には説得力があります。神様が人間に与えた有難い能力は『忘れる』と『馴れる』。なぜ人を殺してはいけないの?の回答はズバリと。『劣等感』は心のはしか等。後半はスピリチュアルな内容で死生観も。だから『煩悩』なんですね。立派な人を目指すのではなく『想う』こと。感謝の心が要。老後の人生の指針になる言葉の数々。肝に命じます。

2016/11/16

おさむ

幻冬舎新書らしい狡猾なつくり。過去の作品からこれぞと思える文章を抜粋してまとめた新書。「人生は苦しいのが当たり前」「この世を生きるのに大切なのは鈍感力よりも、鋭敏な想像力」「教育というものは、個々マチマチのものでなければならぬ」‥‥。おもしろい言葉はそこそこありますが、やはり文脈、筋というものがあってこそ光る箴言もあると思います。そういう点で、こういったつくりは邪道だと思います。

2018/11/26

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