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信長になれなかった男たち (戦国武将外伝)

信長になれなかった男たち (戦国武将外伝)

信長になれなかった男たち (戦国武将外伝)

作家
安部龍太郎
出版社
幻冬舎
発売日
2019-01-30
ISBN
9784344985346
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信長になれなかった男たち (戦国武将外伝) / 感想・レビュー

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starbro

安部 龍太郎は、新作中心に読んでいる作家です。著者の小説は結構読んでいますが、歴史エッセィは、初読です。どのエッセィも1本の作品になりそうな興味深い内容でした。女優の黒木 瞳 http://www.kurokihitomi.net/ が、美女の産地?福岡県八女市黒木町出身で、黒木氏の姫の末裔だとは知りませんでした。 著者のオフィシャルサイトは、充実しています。 https://aberyutarou.com/

2019/03/17

yoshida

標題と内容は若干異なる。流通、経済及び中央集権の視点から読み解く戦国史と言った内容。河川及び海運。この流れが経済を動かしていた。そこに着目し展開する。織田信長が朝倉義景を討伐したかった理由は敦賀を押さえ、琵琶湖から畿内に至る経済の利権を握ることにある。浅井長政が信長を裏切ったことは、琵琶湖の水運を奪われることを危惧したため。三好長慶の強さは堺と西国への海運を押さえていたことが源泉。信長は津島湊で過ごした為、海運と水運の重要性を認識していた。他にも蒲生氏郷と伊達政宗、豊家の暗闘も興味深い。好みの作品だった。

2020/05/28

旅するランナー

直木賞作家による戦国武将エピソード集。舞台となった土地を訪れ、直に見て聞いて感じた知識や感情を織り込んでいる。交易・海運・鉱山などを牛耳ることから生まれる経済力が実はものをいい、戦いの要因になっている。島津勢を退却させ、秀吉の九州征伐をお膳立てした、筑前の立花宗茂。伊達政宗と互角以上に争い、ローマ法王に使節団を送った、会津の蒲生氏郷。織田家の重臣、木造具康など、初めて知る名将も多い。少し散漫な感じもするが、戦国時代ファンは十分楽しめます。

2019/07/17

カレー好き

決してメインキャストとは言えない戦国武将たちにフォーカスしています。麒麟と時代が被るのでより楽しめました。利休切腹の謎や石見銀山を抑えた毛利元就の繁栄など、阿部龍太郎さんが現地を歩いて語っておられます。歴史は民族の肖像画であり、正しく描かなければ自分が何ものかもわからず、過ちを繰り返す。あとがきが印象的でした。☆4つ

2020/10/25

金吾

△途中で再読本と気づきました。全体的な感想は前回読書時と変わりませんが、木造、九戸、藤堂の話は興味を惹きました。

2023/04/03

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