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ぼけの壁 (幻冬舎新書 677)

ぼけの壁 (幻冬舎新書 677)

ぼけの壁 (幻冬舎新書 677)

作家
和田秀樹
出版社
幻冬舎
発売日
2023-01-04
ISBN
9784344986794
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ぼけの壁 (幻冬舎新書 677) / 感想・レビュー

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KAZOO

アルツハイマーの薬が米国で承認されたということですが、薬に頼らなくてもできることがあるということでの本です。「80歳の壁」がかなり売れたということで出版されたようですがこの本もかなり売れているようです。二大原因を「認知症」と「老人性うつ」に分けて説明して両方とも適切な対応ができれば遅らせたり治るということをわかりやすく説明しています。肉をとることも能のためにはいいといわれています。また睡眠が重要で7時間前後とることをすすめており、若い時に睡眠を減らしたために、レーガンやサッチャーがぼけたと言ってます。

2023/01/15

あすなろ

正直ここまで認知症患者が増えるとは思わなかったと冒頭で述べる和田先生の認知症に関する著書。だからそれを是と認め、対処と予防を伝播したいという思いが伝わる。親の介護は認知症とは違い、躾ではない。いなせとする対処等。そして、レーガンもサッチャーも4時間程度の睡眠で長年の激務をこなした晩年は認知症になった等より、睡眠・歯の手入れ・有酸素運動・相手を口に出して褒める等の予防策も説く。加えて老人性鬱の重要性も説く。分かりやすく興味あれば一読が良い一冊だと感じた。

2023/02/19

nyaoko

認知症より怖いのは老人性うつ!本当に本当に大事な事。うつは持病を急速に悪化させるし、自死を招くし、家族も大きく後悔が残るから、これ、病院の待合室などに大きく掲示して欲しいな。あと、認知症はね、本当に人それぞれだし、楽しく老いる為に与えられた長い長い自分や、家族とのお別れだと思う。

2023/07/10

クリママ

認知症及び老人性うつについて、その症状と対応のしかたが具体的に書かれている。大きな文字。当時者と介護者両方向け。著者は多くの患者さんを診ている精神科医なので、わかりやすく、つぼを得ている。巻末には、脳の健康寿命を延ばす20の動詞、「旅する」「深呼吸をする」「料理する」… 著者の実践している「散歩する」が一番いいかも。認知症は病気なのだから、努力すればどうにかなる問題ではないとあった。患者を責めてはいけない。そして、認知症とは「穏やかな最期を迎える適応現象」であり「人体に備わった究極の終活機能」ともあった。

2023/07/09

KEI

幸せな老後、残念な老後を左右するのは「認知症」と「老人性鬱」だが、認知症は進行が遅くゆっくりで罹患したらおしまいではない。一方、老人性鬱は死に至る病である。70歳以降の人生の質はこの2つの脳の病をどう防ぎどう乗り切っていくかに掛かっている。など、認知症や老人性鬱について、家族の在り方、対処の仕方を実例を挙げ詳しく書かれていて参考になった。【認知症とは穏やかな最期を迎える為の適応現象】であり【人が晩年、認知症になるのは人体に備わった究極の終活機能】の言葉に認知症も悪くはないと思えた。

2024/02/07

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