近代の探偵小説
近代の探偵小説 / 感想・レビュー
rbyawa
j042、いわゆる翻案の黒岩涙香から始まり、涙香系の作家を何人か出して硯友社の「探偵小説退治」が合流し、探偵実話の隆盛を経て一旦新規展開がなくなり、翻訳が登場し、一般作家の探偵趣向小説を経て本格的に江戸川乱歩が登場する、というのが全体的な流れかな。乱歩の登場までで本が終わるので探偵小説前史といったところか、あらすじが詳細に載っているのが特徴かな。明治の初期翻案のあらすじは目が滑りました…いや、著者さんが悪いんじゃないけども、当時の続き物がこういう構造なんだよね…探偵小説はさすがに筋わからないの辛かった…。
2019/04/29
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