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キャット・チェイサー (サンケイ文庫 レ 1-2 海外ノベルス・シリーズ)

キャット・チェイサー (サンケイ文庫 レ 1-2 海外ノベルス・シリーズ)

キャット・チェイサー (サンケイ文庫 レ 1-2 海外ノベルス・シリーズ)

作家
エルモア レナード
田口俊樹
出版社
サンケイ出版
発売日
1986-09-01
ISBN
9784383025386
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キャット・チェイサー (サンケイ文庫 レ 1-2 海外ノベルス・シリーズ) / 感想・レビュー

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hit4papa

今や昔、ドミニカ共和国の内戦に参戦した元海兵隊員。平穏な生活を営んでいた主人公が思い出の地を訪れ、元ドミニカ共和国秘密警察長官の夫人と怪しい関係をもったことから、すったもんだが始まります。悪党どもの騙しあいと鍔迫り合いに美女が絡むという、レナードらしいキャラ設定、らしい展開、らしいオチ。全てが”らしい”過ぎてかえって退屈してしまいました。主人公の宿命のライバルともいえる敵側スナイパー少女等、ストーリーに尖がりキャラを活かしきれていないのが難ですね。良かったのはラスト、丁々発止な対決シーンでしょうか。

2017/09/27

Bo-he-mian

かつてドミニカ共和国の内戦で海兵隊射撃部隊(キャット・チェイサー)のリーダーとして戦い、今はマイアミでモーテルを経営している主人公が、ふとした事から面倒くさいトラブルに巻き込まれてゆく・・・。レナードの面白さはずばり「B級っぽさ」で、超一級のエスピオナージュやミステリのような豪華絢爛や完成度とは真逆の、どうしようない子悪党たちが繰り広げる小競り合いの物語である。本書も、傑作にはなり切れていないところが実は魅力で、これが判るか判らないかでレナード小説にハマれるかどうか、の分かれ目になるのだ。

2018/03/25

towerofthesun

マイアミとドミニカ(サント・ドミンゴ)を舞台とした情事の行方と200万ドルを巡る計略の行方。ドミニカ内戦時代の敵味方に分かれた友情と愛情?が背景に描かれて小気味良いアクセントになってはいるものの、レナード作品の中ではやや甘めの感想。

2020/08/12

bapaksejahtera

トルヒーヨの死後ドミニカに乗り込んだ米海兵隊にいた主人公はかつてのキャット・チェイサー(反米のゲリラ隊狙撃兵)の少女を探す。しかしそれは脇筋。トルヒーヨの片腕の将軍のアメリカ人夫人と恋に落ちた主人公が将軍の金を狙う一味と争い結果として将軍夫人もろとも金を奪取する。出てくる悪漢がいずれも愛らしい個性を有するレナード調。

2019/12/02

hikarunoir

バンディッツにやや似。

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