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生きのびろ、ことば

生きのびろ、ことば

生きのびろ、ことば

作家
小池昌代
出版社
三省堂
発売日
2009-01-01
ISBN
9784385363813
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生きのびろ、ことば / 感想・レビュー

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Koning

詩人による詩にまつわる随筆とかお遊びとかちょっとした論考とか。タイトルと乖離しちゃってるんで、なんだかなーという気はしなくもないんだけど、自由な風はなんとなく伝わったしそれぞれ切り口が別で面白いというか、男女の差はこういうとこにもあらわるるのだねーとか思ったり。

2013/10/10

Roy

★★★★☆ 笑い、文語、エロス、肉体、路上、挨拶、間、オノマトペ、方言、死語、まじない、翻訳、ネット詩から「ことば」について考察する、詩の入門書的エッセイ集。特に興味を惹かれたのは「オノマトペ」と「ことばと肉体」「死語」の章。多角面から見る「ことば」って本当に深く面白い。あと「まじない」の章を書いた伊藤比呂美が「(自分の)過去の詩はうんこ」と言い切り、常に新しい「ことば」を生み出そうとしている潔さに感服した。

2009/02/13

tetsuro

所々に〈我が意を得たりの思い〉が散りばめられていた。噛み砕く、さて飲み込むべきか。

2009/11/05

アイリス

十人の詩人が多角的にことば(もしくはその背景である詩)を語っている。ことばひとつひとつを大切にするように、字は大きめで、行間も広めで読みやすい。どれも言葉選びが丁寧。中でも沈黙する身体が好き。今までにない感覚を覚えた。これは詩やエッセイというより、むしろ小説に近い気がする。

2009/06/09

なかたつ

13名の詩人による、詩にまつわる論考、というより、エッセイか。田口犬男さんによるソクラテスのパロディが面白かった。「生きのびろ、ことば」という書名のもと、各々がどのように寄稿したか、そのプロセスはわからないが、それでも数名による論考は共通するものがあった。それは、詩とは、声にならない声、言葉にならない言葉、という主張である。詩は、いくら書いても終わりのない道であり、旅である。そんな言葉が思い浮かんだ。

2013/08/14

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