万華鏡 新装版: ブラッドベリ自選傑作短編集 (サンリオSF文庫 6-A)
万華鏡 新装版: ブラッドベリ自選傑作短編集 (サンリオSF文庫 6-A) / 感想・レビュー
榊原 香織
”万華鏡”が高校教科書に載ってたそうで、凄いですね(私の時はなかった)。トラウマにならないかな凄すぎて。 自選短編集。 ”タンポポのお酒”の素晴らしいエピソード数編、”火星年代記”の美しい話少々 等 作者ならではの選び方。 懐かしのサンリオSF文庫
2021/03/28
ミツ
夏といえばブラッドベリということで今更ながら追悼も兼ねて。表題作ほか22の短編を収録。「たんぽぽのお酒」から数編、「刺青の男」など有名どころも収録されているが、短編の出来としてはどうにも玉石混交な感は否めず、読み終わるのにやたらと時間がかかってしまった。ノスタルジーやSFだけでなく、ホラーやユーモアを感じさせる作品も多くあり、悪く言えばバラバラで統一感がない、良く言えば様々な味わいを持った作品を楽しめる。お気に入りは「国家短距離ランナー」「万華鏡」「すばらしき白服」「優しく雨ぞ降りしきる」
2013/06/18
†漆黒ノ堕天使むきめい†
これが大御所の貫禄だな。今でも少しスパイスを加えるだけで、人気になりそうなものがちらほらとありました。
2018/01/22
スターライト
ブラッドベリの初期作品から選ばれた短篇集。ブラッドベリというと、「抒情詩人」という言葉がすぐ頭に浮かぶが、ファンタジーだけでなくホラーめいた、読後ぞっとさせるような作品も書く。長篇でいうと『華氏451』などは悪夢のような社会を描いていた。本書にもそのような作品が収められ、ブラッドベリの作風が堪能できる。印象に残ったのは「小さな殺人者」(こわい!)馬鹿馬鹿しさ全開の「国歌短距離ランナー」ファンタジックな「霧笛」『火星年代記』の一篇でタイトルもすばらしい「優しく雨ぞ降りしきる」。
2011/11/12
abk1
SFというよりも早川の「異色作家短編集」のような雰囲気。「アフリカの草原」、「歓迎と別離」、「小さな殺人者」、「夜の邂逅」、「狐と森」が印象に残った。
2018/06/04
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