火吹山の魔法使い ファイティング・ファンタジー (現代教養文庫)
火吹山の魔法使い ファイティング・ファンタジー (現代教養文庫) / 感想・レビュー
まるほ
私が中学生頃に爆発的に流行ったゲームブック。『北へ行くには245へ、南へ行くには36へ』とドキドキしながらページをめくりまくりました。“ドラクエ”以前の、PCゲームがまだ一般的でなく、ゲーム機やスマホもない時代には、このような本でも十二分に興奮したものでした。▼ふと思い出して図書館で蔵書検索したら“該当あり”だったので、借りてみた次第。もちろん再度プレイしてみました。やはり当時としては画期的だったのだなと思います。懐かしさを含めて楽しめました。
2019/06/17
ナハチガル
紆余曲折あってドイツ語Kindle版で読了。権利の問題か、若い読者を意識してか、装丁も挿し絵も小綺麗でむしろファンシーで、ずいぶん興を削がれたが、この名作の本質は楽しめたと思う。最初期の作品にしてこれを超えるものは現れていないのではないか?と思えるほどよくできている。この本を買った直後に安価なゲームアプリ版があることを知り歯噛みしたが、辞書を引き引き夢中になって遊べたので、ドイツ語のよい勉強にもなった。さらにイアン・リビングストンの自伝も併読しつつ、当分は本シリーズ漬けになりそう。A+。
2023/12/08
ヨーイチ
ロールプレイングゲームに興味がある人はどうぞ。貧乏でPCが買えない時代、RPGを教えてくれた。ドラクエ以前。割とブームになって、国産のゲームブックが子供向けに出版社されていた。社会思想社から出ているのが素敵。
ADOYjp
それまで他社のやや陳腐なゲームブックを遊んだ後に、この本を手に取って遊んだときの驚きと言ったら! あの時代の私をファイティング・ファンタジーの世界に引きずり込んだ、ある意味罪深き名作。
LX
ザゴールの迷路が難しすぎて……脳内地図でプレイするものではないですね。戦闘そのものは最初に決める原技術点しだい、よほど運が悪くない限りは龍だろうとミノタウロスだろうと楽勝なのだけど、序盤からけっこうな分岐があるから漏れなくアイテム収集していかないとラストで痛い目を見る、ってのが意地悪な構成だなあ。作中、理不尽なゲームオーバーはほとんどなく、戦闘での死亡くらいしかやり直しの機会がないので、やたら14に誘導されるブレナンのゲームブックを体験したあとだと少々ものたりなかった。
2011/09/19
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