ドラゴン探索号の冒険 (現代教養文庫 1320 アドベンチャー&ファンタジー)
ドラゴン探索号の冒険 (現代教養文庫 1320 アドベンチャー&ファンタジー) / 感想・レビュー
ニミッツクラス
90年(平成2年)の税抜427円の現代教養文庫初版。同文庫のA&F(アドベンチャー&ファンタジー)の一冊。余裕の行間…それでも本文190頁だから、カバー・口絵を描いためるへんめーかー氏の挿画も入れて増量したい。主人公ジャスレス王子はパーティに性悪の遠縁の魔女を呼ばなかったせいで、妹共々一年間限定の奇妙な呪いをかけられる。運試しに旅立つ王子の、ご都合満載のとても読み易い冒険物語。著者の早川のSFレーベルは「銀色の恋人」の2冊だけだが、FTや他社からのF系長編は有名。F系苦手でも短編集は良いよ。★★★★☆☆
2021/07/05
ゆぽんぬ
誕生日に魔女から「1日1時間カラスになること」と「けたはずれのおひとよし」という贈り物を押し付けられたジャレス王子とグッドネス王女。その贈り物のおかげで破産寸前の国を救うためにドラゴンの宝を探しに行く……という話。タニス・リーといえば耽美で精密で切ないSFファンタジーだけれど、私はこういうユーモアファンタジーも大好き。面白かった!遊び心いっぱい。
2020/11/17
まぬけのまりこ
おとぎ話のモチーフを詰め込んだおもちゃ箱をひっくり返すかのような。主人公は明るく元気に逃げ腰。
2020/07/27
HAZ
ユーモアあふれる楽しいファンタジー。読んでて、楽しくなるような。肝心なところで抜けているマリーニャがいいキャラ。でも、こんな叔母さんは困るな(笑)
2013/01/18
uryutalk
やっと読むことが出来ました(笑)存在を知ってから少なくとも四半世紀は経ってるはず。というわけで、久しぶりのタニス・リー。リーをリー足らしめている荘厳且つ壮麗な世界ではなく、白馬の王子系のかるーい童話系だけど、リーらしいブラックユーモアが散りばめられていてこれはこれでありだよな。
2018/01/20
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