パトリス・ジュリアンの男の料理: 30分でできるフレンチ
パトリス・ジュリアンの男の料理: 30分でできるフレンチ / 感想・レビュー
ヴェネツィア
著者はモロッコ生まれのフランス人。フランス大使館文化担当官として来日。食だけでなく、幅広く文化活動を行う。さて、本書の目的は「料理で彼女を夢中にさせる」こと。昔は「男の胃袋をつかめ」などと言われたものだが、昨今は逆のようだ。調理道具は中華庖丁と万能庖丁、そしてペティナイフだけ。これで37のお料理を作るのである。前菜からスープ、メインディッシュ果てはデザートまで。しかも、調理時間は準備も含めてわずかに30分以内。有用性はなかなかに高い。そしてエピローグでは「料理は他人のためならず」という結論にいたる。
2022/02/14
kiisuke
初版が15年も前のレシピ本なのに古さは全く感じさせない。まるで美しい写真集のようでうっとりします。『男性が大切な女性を招いて振る舞う料理』というコンセプトで作られていますがむしろ女性におすすめかも。料理を楽しんで誰かと幸せを味わう。所々に散りばめられたパトリスさんのコメントも素敵です。『料理とは生活の中のひとつの技ではあるけれど、それよりもまず、ひとつの愛の物語』というパトリスさんの思いが伝わってくる、眺めているだけでも楽しい、本当に美しい一冊。
2015/04/02
ゆまち
むしろ女子にオススメしたい。これいいよ。
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