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夢の中悪夢の中 (エメラルドコミックス)

夢の中悪夢の中 (エメラルドコミックス)

夢の中悪夢の中 (エメラルドコミックス)

作家
三原順
出版社
主婦と生活社
発売日
1992-04-01
ISBN
9784391904598
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夢の中悪夢の中 (エメラルドコミックス) / 感想・レビュー

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ochatomo

連載「Sons」と「ビリーの森ジョディの樹」の間の短編4つ 痛みがピリッとつきまとうハッピーエンド風 初出1991~92年 1992刊

2021/12/31

sekitak

閉じる開く、大人子供、家族他人などのテーマを描かせたら当代一の20世紀の漫画家、と書かざるをえないのが寂しいと感じる。 一話目から重くて結局全部読み終えるのに5日かかった。 三原順は好きな漫画家だがいつも思うのはなんで表現方法に漫画を選んだのだろうということ。ストーリーの構成や奥行きは漫画じゃなくても全然行けたような気がする。彼女の出世作のはみだしっ子がいろいろな意味で絡みついているのだろうか。この人の日常のエッセイのようなものを読んでみたかったとおもう。

2014/03/10

あや

三原先生というと「はみだしっ子」「Sons」あたりの長編が有名ですが、これは短編集です。  全体にブラック、というか非常に凝縮された三原世界が展開されています。  難解なイメージのある(事実そうかもしれませんが)三原作品ですが、初期作品に比べて格段に読みやすくなっていながらも、その内包する物はの根本的なところは損なわれていないこの短編集は、色々な切り口の三原世界に端的に触れる事ができ、初めての方にもお勧めできるかと思います。

ni445

三原順復活祭行ってからの再読。久しぶりに読んだけど、救いがあるように見せかけといて、全然ハッピーじゃないところがなんとも言えない。帽子にも落とし穴があるんじゃないかって疑ってしまう。

2015/05/31

wang

短編集。一所懸命まじめにそして周りの人を愛そうとして生きているのに。環境に翻弄されて辛い日々を送る。リアルで上手すぎる画力のためシリアスな内容だと現実味から感情移入しすぎて読むのも辛くなりそうになる。表題作は健気に全力で合わせようとしながら夢を思い続けた結果が皮肉な状況を生み出す。「ベンジャミンを追って」はアメリカ映画のような展開。後半2編は終始明るく朗らかながらブラックな内容の「彼女に翼を」「帽子物語」。大長編が多い作者だが、短編でも鋭くリアルな登場人物を描き出している。

2014/11/17

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