魂と無常
魂と無常 / 感想・レビュー
tamami
著者は、東京大学の倫理学の教授。肩書きだけで敬遠されそうであるが、私は何年に一冊というくらいのペースで刊行される著者の本に一人対面しては、今自分が、列島の時空を超越する形で、古今の人々とつながっていることを感じ、微かな安寧を得ているといった次第。今回の「魂と無常」というテーマは、自分などにはより直接的に響いてくる内容だけに身近に感じることができた。わが国の歴史上では生死一つにしても先人・偉人による様々な捉え方がある中で、日々何を齷齪、といった思いにも浸らせてくれ、心の安らぎを与えてくれる。
2020/02/10
Go Extreme
近代的・合理的考え方→偏見or錯覚 釈迦・無記:形而上学的な問題には答えず 魂:その人たらしめるもっとも大事な何ものか+超えでて働く・越えたところから働いてくる何ものか⇒吉田松陰・誠 日本人の感じ方:おのずからとみずからのあわい→両者が働き合う 哲学の動機:驚き<深い人生の悲哀=生きる人間の自己矛盾 かなしみ:天地悠々の哀感・同情の哀感 至誠にして動かざる者は、いまだこれにあらざるなり 死は前よりしも来たらず、かねて後に迫れり 心を安くしておく=さながら心=柔軟真→つれづれ 道元:而今を自在に生きる
2020/02/15
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