〈私〉の哲学をアップデートする
〈私〉の哲学をアップデートする / 感想・レビュー
の箱
永井の後論のみ/自分にとって永井哲学で琴線に触れるのは累進構造の議論というよりはそれがどう言語の真偽や意味と繋がるかで、特に外界という媒介の存在が効くようだ。『なぜ意識』の3章や『賑やかな呟き』のある日記などがその意味で<聖典>だったがこの論考もそうなりそう。外界構成が、他者(<私>)と過去(<今>)とどう繋がっているかが述べられている。/5年間くらい永井哲学の進展を追うことから離れてたが、いつのまにか琴線に触れる話が怒涛の勢いで始まってて特に『カントの誤診』はその全てが格別に面白い。第2回が好き
2024/07/26
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