元気に老い、自然に死ぬ
元気に老い、自然に死ぬ / 感想・レビュー
杜のカラス
山折哲雄先生(あえて先生とつけたい。)の御本を読むと、こういう対談集ですら、厳かになってしまう。旧帝大哲学科を卒業され、学者一筋、親鸞や西行を研究して、その道の大家、そのうえ小説や随筆、羨ましい人生である。高齢であるが、講演も多くこなされ、その方面の知識や方法を学びたいと思う人の先達ともいうべき尊大である。高齢になると、死と老いとかがテーマになる、みんなそういうコースを取るし、戦争や事故そして病気などは、高齢とか年齢とか関係なく遭遇することになる、いつか必ず来るものと覚悟しておかなくてはならないと思う。
2024/02/29
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