思想の身体 狂の巻
思想の身体 狂の巻 / 感想・レビュー
eirianda
町田宗鳳の一休和尚の章が興味深い。かなりのマージナルっぷり。親鸞に通じる部分も感じられるが、僧侶でありながら当時の規範に外れ悪性を生き抜いた凄みは、一休の方が勝っているだろう。生きることの強烈なエネルギーを覚えた。参考文献のバタイユや水上勉の本も合わせて読みたい。何しろ親鸞は弟子や子孫を残したので、(本人の意に反して?)今や大きな宗派の教祖になってしまったからなぁ。いつの時代もどこか病んでるわ。狂はなくならないわけで。納得。
2015/09/30
陽香
060720
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