情緒論: セカイをそのまま見るということ
情緒論: セカイをそのまま見るということ / 感想・レビュー
保山ひャン
映画「青春夜話」の監督でもある切通理作さんの本で、切通さんとトークするイベントに出ることになって、読み直した再読本。サブタイトルに「セカイをそのまま見るということ」とある。切通さんにはそれまでに『お前がセカイを殺したいなら』『ある朝、セカイは死んでいた』という「セカイ」をフィーチャリングしたタイトルの本がある。「世界」と漢字で書くと父親のイメージがあるが、本書はノスタルジーを語っているせいか、きわめて母親的な感じを受けた。情緒の緒が臍の緒の「緒」だからかもしれない。
2018/02/07
tarazanzan
この人の書いた本を読んでみたかった。項目の全てに興味があり、特につげ義春と川端康成について書かれている箇所が、味わい深い。
2012/03/17
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